鈴華side

私にしかわからないこと。

姫乃ちゃんの目つきは、変わって、いきなりの悪口。

ﾎﾞｺｯ

1発

ﾎﾞｺｯ

もう1発と私のお腹をどんどん殴っていく。

抵抗しようとしても、私には、手も足も出ない。

昔からずっと歩んできたメンバーには、手を出してほしくない。

覚悟を決めて、

返事をした。だけど、本当に怖い。みんなに裏切られて、私を追い込んで、みんなにも殴られたり、蹴られたりすると思う。私は、覚悟も死ぬ気を決めて、サンドバッグになる決意をした。

姫乃ちゃんが情緒不安定すぎて、怖すぎる。私は、反論や抵抗すると余計にやられると思って、姫乃ちゃんの指示に従って、個室に入った。すると、ドアを閉められ、多分中から開けられないように外から板かなんかで閉じ込められ、上から水が流れてきた。

ドアは、開けられないから、なにもできないし、助けを呼べない。外の様子もわからないから、姫乃ちゃんの感情もわからない。

ﾄﾞﾝｯ

姫乃ちゃんは、ドアを蹴った。

私は、足音で姫乃ちゃんが居なくなったのがわかった。水が冷たくて、すごく寒い。それに、昔のことを思い出しちゃって、過呼吸を起こしてしまい、視界がぼやけてきた。凍えすぎて、助けを呼べない。女子トイレだから、メンバーも呼べない。スマホがないから、連絡もできない。すごく辛い。多分私がここにいる間は、姫乃ちゃんは、みんなを仲間につけて、私を裏切ってると思う。そう思うと怖いし、死にたくなってくる。

目黒side

姫乃ちゃんとすずちゃんがトイレに行ってから、数分が経った。トイレを教えるだけなのに、戻ってこないのは、おかしい。

それは、康二も

佐久間くんも

ここに居る誰もが思っている。

俺がすずちゃん探しを提案すると、意外な人が着いてきてくれることになった。

それは…

舘さん。意外だし、あまり俺と一緒にいるイメージがないから、すごいびっくりした。

俺らがスタジオを出ようとした時、

ｶﾞﾁｬ

姫乃ちゃんが戻ってきた。すずちゃんは、一緒じゃない。

佐久間くんが聞くと、姫乃ちゃんが泣き出した。

切ります。

主！

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