🖥ピーピーピーピーピー
病院に鳴り響く電子音が緊張を招く
お医者様のその一言にどっしりとした重みを感じた
目に溜まっていた涙が頬に溢れた
思わず呟いていた
手がありえないくらい震えていた
そんな事を言っていた私を横にお医者様は面布をかけ始めていた
その姿を見てる私には15年間の思い出が
走馬灯のように巡っていた
言葉が詰まる
思いを言葉に出せない
お父さんとお医者様と私だけ
たった3人だけの部屋で誰よりも大好きだったお父さんは息を引き取った
🚪ガチャッ
お父さんにやっとの思いでお別れを告げた
もう深夜の2時
そんな事を思って急ぎ足で家路に着いた
病院が徒歩で行ける場所で良かったなんて思ってしまう
明日は学校もあるから急がないといけないのに
公園の横を通った瞬間無性に行きたくなった
𝐍𝐞𝐱𝐭













編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!