第16話

バラバラ
102
2024/03/10 08:55
試合開始!


向こうのサーブで始まって、


尾長がレシーブをする!


日向「ナイスレシーブ!」


日向「トスくれ!」


でも、ボールは誰にも触れずにコートに落ちた...


弓長「なんでトス上げないんだよ!今のは麻生のボールだろ!」


麻生「だってチームの得点王になれば、次のステージ行けるんだろ!だったら他の人にトスなんか上げるかよ」


日向「チームで勝てばいいだろ!」


麻生「勝てる保証あんのか!チームで負けて脱落するくらいなら一人ででも勝ち上がった方がマシだ!」


小暮「確かに....」


相手チーム「早く始めたいんだけど....」


尾長「悪い...」


もちろん、チームが分断され、うちのチームはチームとして成り立たず、20対3になった


相手チームもはじめはバラバラだったが、青根のブロック劇から一人より皆の方が勝てると分かったみたいで、チームとして成り立っていた


日向「このままじゃ何もできずに終わるぞ!」


尾長「そうだ、このままじゃあと1点も取れずに終わる...せめてチームとして得失点差のためにも団結したほうが...」


安藤「じゃあセットはボールの一番近くの人がやるってことで...」


小暮「じゃあまずレシーブだな」



そして、こっちのチームもチームらしくなり、それにみんなの攻撃意識が高いことから、自然とシンクロ攻撃みたいになり、相手を翻弄し、4点とった。


しかし、青根がそれに慣れ、セッターがいるわけではないので単調な攻撃しかできず、ドシャットを決められ、そこから向こうのペースになり、相手のマッチポイント


24対7


最後は長いラリーとなったが、結局俺たちのスパイクがドシャットされ、試合は終わった....

プリ小説オーディオドラマ