第43話

よんじゅうさん
1,378
2025/02/25 10:00 更新


流星side



明日は退院の日。

大ちゃんと入れるのは嬉しいけど、

少し怖い部分あって複雑な気持ちだった。

看護士さんが今までやってきてくれたお世話は、

全部大ちゃんの仕事になって負担がかかる。

生活する上で必要なこと全部。

自分でも頑張りたいけど体調があまり優れていなくて、

少し歩くだけで息が上がってしまう。

何もできない僕に落胆してめんどくさくなって、

大ちゃんが僕に飽きちゃったらどうしよう。

こんなに何もできない無能は、

俺の邪魔になる、なにわ男子にもいないでほしい。

そう言われたら僕はどうやって生きれば良いのだろう。



そんなことばかりを考えていた。

そろそろ大ちゃんが面会に来てくれる。

どんな顔したらええんかな?

やっぱり退院なんてするべきやなかったんかな。


大吾side


大吾
りゅ~せ、会いにきたで~
流星
大ちゃん、…っ
大吾
どないしたん?元気ないん?
大吾
体調悪い?どっか痛いん?
流星
やっぱり、…っ、おうち、帰らないっ、…っ
大吾
そっか、嫌になっちゃったんか、笑
大吾
理由だけ聞いても良い~?
流星
大ちゃんに、もっともっと迷惑かけちゃうやん、っ…っ
流星
嫌われたくないねん、っ…大好きやからぁっ…
流星
ずっとそばにいてほしい、…っ泣



なんて言いながらぽろぽろ涙を流す流星。

そんな姿を黙って見ていられるはずもなく、

俯いて自分の肩を抱いている流星を抱きしめた。

肩を抱くために力の入った手を両方握って、

落ち着かせながらベッドに座って向かい合った。


大吾
りゅうせ~?何か勘違いしてるで、笑
大吾
そんなんで流星のこと嫌うわけないやん、
俺は流星の笑顔を戻すお手伝いができねん。
そしてそれに流星は俺を選んでくれたやん。
Jr.のとき助けてくれた恩を今、返すんや。
恩は仇で返したらあかんねん。
恩は恩で返さなあかんやん?笑
大吾
流星のこと嫌いになったりぜったいしいひん。
だから流星は俺のそばにいてくれる…?

しっかり間を開けて、

流星の考える時間を確保しながら、

ゆっくりゆっくりきらきら輝く瞳に真っ直ぐ問いかける。

流星
大ちゃぁん…っ、帰りたいっ、帰るっ…っ
流星
大ちゃぁん…っ泣


なんてさらに強く抱きしめられる。

流星は涙は止まっていないけど安心したのか

数分後には規則的な寝息を立てて眠っていた。

まだ完全に回復しない体力で、

ここまで頑張ってお話ししてくれた流星は、

誰よりも強くて頑張り屋さんやった。
流星side


今日は退院の日。

先生が朝診察に来て大丈夫ですよって言ってくれて、

後30分後には大ちゃんがお迎えに来てくれる。

ワクワクした気持ちで退院の準備をして、

大ちゃんが暇つぶしにって持って来てくれた、

温泉のパンフレットを読みながら、

大ちゃんのお迎えを待った。


なんやけど、1時間経っても大ちゃんは現れんかった。


不安になって電話をかけたけど出てくれなくて、

どんどん時間は2時間、3時間と進んでいく。

僕は大ちゃんにとうとう捨てられたんや。

胸が苦しくなって息ができなくなって。

俺は意識を手放した。

お久しぶりになってしまいました💧⤵️

私は先日、無事に第一志望に合格しました㊗️🎉

入学準備で忙しくてあまり投稿頻度は高くないですが、

これからもよろしくお願いします〜っ✋🏻⭐️

♡と☆はモチベになるのでぜひ🥹💗

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