セジンside
キレのあるあなたさんの怒る姿を見て、さすがのメンバーも驚いてる
なんたって今まであんな言われたことがないからね
いやーあの子いろいろすごいわ、笑
sj「 ほらね、笑 」
sj「 あの子は今までと違うんだよ 」
未だにポカンとしているメンバーにそれだけ告げ、俺は勢いよく出て行ったあなたさんを追いかけた
あ、いたいた笑
やらかしたやらかした…と地面に這いつくばっている
周りの社員はそんな彼女に引きながら通り過ぎいく様子がすごく滑稽、笑
sj「 あなたさん!」
「 ひぃ!」
名前を呼んだ俺に幽霊を見たかのような表情で驚く
sj「 君はやっぱり理想の子だ!」
「 へっ?」
彼女には思いもよらなかったのだろう
彼女のこの性格といい、あいつらにいっこも興味を示さないとこといい
君は今までの家政婦と違った雰囲気で俺からすればあいつらの宿舎に置いてってもいいぐらい
こんな貴重な子滅多にいないからね、笑
「 クビじゃないんですか…?」
sj「 逆にクビにしたくないよ、笑 」
sj「 今日から家政婦よろしくね 」
オタク女子の新たな生活の始まりだなー笑
next
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。