訓練が終わったため、僕は食堂へと向かった。
食堂には多くのC級隊員たちがいた。
適当に食べるものを買い、席へついた。
すると、誰かが近づいてきた。
何ともまあ、上から目線の態度だと思ったが、そういえばこの人は年上だったと思い、とやかく言うことは辞めた。
どうやら癖づいた嫌味が直る予定はないらしい。
なぜこんなのに構うのか分からなかったが、無難な返事をしておいた。
なぜ、、、
笑顔の圧をかけて黙らせた。
誰とも話さないと決めたんだ。
誰も悲しまなくて良いように、誰も苦しまなくて良いように。
大切を失うのは辛いから。
誰かの大切にならないように。
僕は呆然と立っている風間さんを背にし、家へと帰った。
翌日_
今日はランク戦をしまくって、B級に上がるつもりだ。一日でも早く周りに追いつかなくてはならない。第一次大規模侵攻までは時間が無い。
「転送します」
部屋に無機質な声が響き、僕はブースに飛ばされた。












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。