第6話

🌿
183
2023/03/19 07:54
(なまえ)
あなた
あ、一応自己紹介しますね、、、
あなたの下の名前のことをガン見する天玄組男子勢。

若干、いやだいぶ引いている。
(なまえ)
あなた
皆さんが知っているかわからないんですが、、武術に突出しているシン家の一人娘です。
辺境育ちなのでお洒落とか流行りが分かりません。これからよろしくおねがいします
スングァン
スングァン
シン家の方なんですね、、、!!ということは武術が得意なんですか?
(なまえ)
あなた
まぁ、、それなりには
「武術」という言葉に目をキラキラさせる人が若干名。
ウォヌ
ウォヌ
ジョングク、気になるなら話しかけろよ
ジョングク
ジョングク
無理言わないでよぉ、、、!
スンチョル
スンチョル
シン家かぁ、、強いんだろうなぁ、、、
テヒョン
テヒョン
あの!特技とかはあるんですか?
テヒョンが意を決したように話しかける。
(なまえ)
あなた
特技、、、剣舞は割と得意なんですけど、、。
ジョングク
ジョングク
剣舞!?剣舞ですかっ!?
いきなり身を乗り出すジョングクに引いた顔で頷くあなたの下の名前。
(なまえ)
あなた
はい、剣舞です、、、
ジョングク
ジョングク
僕も得意なんです!
(なまえ)
あなた
あ、、そうなんですか、
ジョングク
ジョングク
はい!なので!あなたの下の名前さんの剣舞見せてほしいです!
さっきまでおどおどしていたのが嘘のように目を輝かせて言うジョングク。
スンチョル
スンチョル
俺も気になる、、、
(なまえ)
あなた
、、、ならやらせていただきますね?危ないので離れていただけるとありがたいです
全員で中庭に降りて、一定の距離ができたことを確認してから

腰元につけた短剣を鞘から抜くあなたの下の名前。

ふう、、と一息ついてからあなたの下の名前は目をぱっと開けた。

音楽もないのに流れるように動き出す彼女。

水のように滑らかでありながら炎のように激しく、風のように嫋やかで。

本来ならば共存し得ぬ要素が一緒くたになってあなたの下の名前の舞を飾る。

短剣が空を切り、衣が風に煽られてふわっと巻き上がり、

あなたの下の名前の結われていない髪が宙を泳ぐように舞った。

その顔は軽く笑んでさえいて、見るものの心を掻き立てる。

あなたの下の名前が舞い終わり、鞘に短剣をしまう音で見ていた28人は我に返った。
天玄組
すご、、、
誰からともなく溢れたその言葉にあなたの下の名前は嬉しそうに微笑む。
ミンハオ
ミンハオ
さすがシン家の者、、、
(なまえ)
あなた
剣舞のことを褒めていただいたのはジョンウォン以来で、、、嬉しいです
ヒュニンカイ
ヒュニンカイ
かっこいい!すごいですね!
(なまえ)
あなた
ありがとうございます、ヒュニンカイさん
ヒュニンカイ
ヒュニンカイ
カイで良いですよ!敬語もいらないです!
(なまえ)
あなた
それじゃ、、ありがとうカイ
ヒュニンカイ
ヒュニンカイ
こちらこそ!良いものを見せてくれてありがとう!
ボムギュ
ボムギュ
カイだけずるい!僕のこともボムギュでいいです!敬語もいらない!
俺も俺も、と続く天玄組。いつの間にかあなたの下の名前は天玄組に打ち解けていた。

プリ小説オーディオドラマ