第5話

直ぐに帰る
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2026/04/11 09:27 更新
コンビニにて魔プリンを買い 、急いでサリバン様の元へ帰ろうとしていた頃 
念子がプリンの入った袋を奪ってしまった 。
.
困りましたねぇ … 、
念子
… にゃお
.
… おや 。

大体の念子は物を盗むと直ぐに走って逃げるはず 。
が 、この念子はチラチラと振り返りながら歩いている …ということは 。
.
着いてきて欲しいんですか ?
念子
みゃお

そう一鳴きして … 路地裏の中に入って行った 。

.
… 全く … 困った念子ですねぇ 。

早めにプリンを取り返して … 用も済ましますか 。





.
どこ行くんです ?
念子

念子は「黙って着いてこい」とでも言わんばかりに無視して進んでいく 。
ただ 、時々こちらを振り返り確認している所を見ると余程着いてきてほしいらしい 。

.
私はSDとしての仕事があるんですけどね … 。

暫く着いていくと … 路地裏を超えて、謎の開けた土地についた 。
こんな場所 、地図には無かったはず … 。

.
… ここ何処です ?
念子
にゃん 
.
… ほお 、
なんとも雰囲気があるお店ですね 。

見えたのは少し古びた … 本屋 、らしきモノ 。
売られているのは … 絵本なり 、分厚い本なりと多種多様 。
そして何処か 、近寄り難い雰囲気と … 、
「どうしても入ってみたい」という好奇心を擽るような外観だった 。

念子
にゃお
.
それにしても … なぜ私をここに ?
.
あ 、あとプリン返してください 。

そう言うと 、念子は正直に直ぐ返した 。
ただの気まぐれか 、ここに連れてきたかったのか

恐らく後者だろう 。

.
… 留まる理由は無いんですけど … 、

少し気になります 。

私は悪魔 、ですしね 。

すると 、古びた本屋から1人の少女が出てきた 
恐らく悪魔では無いだろう 。
何故なら 、体の色という色が無いからだ

.
… ここのオーナーさんですか ?
???
… !
来たんですね 、どうぞ此方に 。

質問完全に無視しましたねこの方 … 
まあいざとなったら対応できますし 、今は乗ってあげるとしますか 。

???
お茶を出しますね !
.
お気遣い無く
???
いえいえ !
私は貴方を待ちわびて居たんですよ 。
.
… 私を 、ですか 。
???
それにしても何で急に ?
.
その答えは此方の質問に答えてから 、という事で 。
???
え ?
… あっ 、ココのオーナー というか…
家主 、ですかね 。
.
… 成程 。
.
ちなみにココまで来たのは … 
そちらの念子にプリンを盗られたので見てみたら …
念子
みゃお
.
… 呼ばれている気がしたので 。
???
成程 … 、結構ご迷惑ですかね 。
.
まあそうですね
???
正直ですねぇ … 。
.
隠す理由もございませんので 。
ちなみに 、待ち侘びていたと言うのはどういう意味ですか ?
???
… ふふ 、それは秘密です 。
それより 、私を探していたんですよね
.
 … ?
???
そう不思議な顔をなさらないで 
嗚呼 、自己紹介がまだでした 。
???
こちらは記憶を扱う店「REMEMBER」でございます 。
???
お好きな記憶をお買いになるもヨシ 、お売りになるもヨシ 。全て無料で取引させて頂きます 。
.
… マジですか ?
???
マジです 。

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