第6話

𝟜
97
2025/03/28 15:42 更新
やめるワン
さっきからあの犬がずっと喋ってる。聞こえるけど、聞いてないふり。楽しい遊び。あの犬はずっと私と一緒にいてくれる。
アリス・リドル
ずぅぅっと一緒だよね?
怯えた顔も可愛らしい。椅子に縛り付けて、目隠しして、がくがくと震えてる。その姿はとても、とても
アリス・リドル
愛らしい
みんな私が遊んだだけで壊れちゃう。なんでかな?私も一緒に遊びたいだけなのに。やだよ。みんなと遊びたいよ。
アリス・リドル
あなたは、私と遊んでくれるよね?
あ、そ、ぶ?
アリス・リドル
そ!追いかけっこして、走り回って、くたくたになったら一緒にお昼寝、くっついて、ぎゅっとして遊ぶの。私とずーっと
いいよ。遊ぼ
アリス・リドル
ほんとー?!
私はとても嬉しくて急いで犬を解放した。それから犬の腕を掴んで引っ張って、走った。疲れたから一回休憩っと思ったら、犬が苦しそうに顔を歪めてる。そんな顔も愛おしくてたまらない。だから、犬をぎゅっと抱きしめてお昼寝をした。起きた時には犬は顔を真っ青にしてた。あぁ、まただ。みんなと同じだ。遊んだだけなのに、こんなになっちゃって。
アリス・リドル
あぁ、なんて孤独なんだろう
私、アリス・リドルはずっと孤独。

プリ小説オーディオドラマ