第26話

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2026/02/24 09:24 更新
その後、私は…バスティンやロノに用事があり…一階の執事室にいった。
そうしたら…
ルカス・トンプシー
ルカス・トンプシー
はぁ…疲れを取るためにベリアンの紅茶を飲みたくなってね。
ベリアン・クライアン
ベリアン・クライアン
なるほど、ちょうど、いい紅茶を仕入れたので、今入れますね。
ルカス・トンプシー
ルカス・トンプシー
へぇ…それは運がいいね。
ベリアン・クライアン
ベリアン・クライアン
さぁ、どうぞ。
……仲がいいわね…邪魔しちゃ何だから…今はやめておきましょう…
……ちょっと、会話聞いてようかしら…
ルカス・トンプシー
ルカス・トンプシー
ん〜いい香りだ。この薔薇のように華やかで、ほんの少し刺激的な香り…これは、ウバの紅茶かな?
ベリアン・クライアン
ベリアン・クライアン
さすがルカスさん…お目が高い。
ルカス・トンプシー
ルカス・トンプシー
ベリアンの紅茶は他とは格別だ。本当に君は、昔から紅茶を入れるのが上手だね。
ベリアン・クライアン
ベリアン・クライアン
そう言ってもらえると、嬉しいです。そういえば、ルカスさん。最近、ミヤジさんとはどうですか?
あら、仲が悪いのかしら…
ルカス・トンプシー
ルカス・トンプシー
あぁ…ミヤジとは……相変わらずだね…
ベリアン・クライアン
ベリアン・クライアン
ミヤジさんは頑固ですからね。
そうなの?意外だわ…
ルカス・トンプシー
ルカス・トンプシー
あれは頑固って言うほどの生易しいものじゃないさ。
ベリアン・クライアン
ベリアン・クライアン
そうですね。よければ私が間を取り持ちましょうか?
いい人じゃない…でも…
ルカス・トンプシー
ルカス・トンプシー
いや、それはやめた方がいい。ミヤジはそういうの、余計嫌うだろうし。
……私もそういうの嫌いだわ…自力で解決したいもの。
ベリアン・クライアン
ベリアン・クライアン
確かにそうですね。
ルカス・トンプシー
ルカス・トンプシー
まぁ、そのうち自分でどうにかするさ。ありがとう、ベリアン。いつも気を遣わせて悪いね。
ベリアン・クライアン
ベリアン・クライアン
いえいえ…
そこはちゃんと受け取りなさい…
ベリアン・クライアン
ベリアン・クライアン
そうだ、そういえば審問会はいかがでしたか?
審問会…?あぁ……だから、ルカス…正装らしきものを着てるのね…
貴族にでもあってきたのかしら。
ルカス・トンプシー
ルカス・トンプシー
はぁ…それが…もうサルディス家はカンカンだよ。
あ、ラトのことね……やっぱりこうなるのね。
ベリアン・クライアン
ベリアン・クライアン
舞踏会でのラトくんのことですよね。
ルカス・トンプシー
ルカス・トンプシー
あぁ、サルディス家の貴族は、ラトくんに怯える姿を他の貴族に見せてしまった。
あら……確かに、泣きべそかいてたわね…それは見物だったわ…
目が腐ったけど。
ルカス・トンプシー
ルカス・トンプシー
プライドの高いサルディス家からしたら怒っても当然だろう。しかし、今回の件……サルディス家に取っては、我々にいちゃもんをつけるいい機会になったかもしれないね。
ベリアン・クライアン
ベリアン・クライアン
と言いますと?
ルカス・トンプシー
ルカス・トンプシー
以前から彼らは、私たちグロバナー家のことを妬んでいたし…今回の件をダシにして…悪魔執事の評判を下げようと裏で画策するだろう。
は?ざけんなや。
ベリアン・クライアン
ベリアン・クライアン
なるほど…彼らはよほど、私たちの存在が邪魔なんでしょうね。
……悪魔執事のおかげであんたら生きてんだろ?天使から守られてんだろ?
そこは感謝しろよ…!
ベリアン・クライアン
ベリアン・クライアン
はぁ…天使たちによって、人類は滅亡の危機にあるというのに…貴族は、貴族同士で潰し合うというのは残念ですね…
全くその通りよ…
ルカス・トンプシー
ルカス・トンプシー
全くその通りだ。
ベリアン・クライアン
ベリアン・クライアン
人が権力にこだわり、争う姿を私も随分と見てきました。もう、見すぎて慣れてしまいましたけど…
そうね……権力争いは…ほんと、見てて呆れるわ。
ルカス・トンプシー
ルカス・トンプシー
ベリアンが言うと説得力が上がるね。
それはそう。(即)
ルカス・トンプシー
ルカス・トンプシー
おっと、話が逸れてしまった。サルディス家を怒らせてしまった件だが…今回は、特に外交問題とまでは発展しなかったから安心していい。厳重注意で済んだよ。
……よかったわ…
本当に、よかった…
ベリアン・クライアン
ベリアン・クライアン
そうですか。それは不幸中の幸いですね。昨日の舞踏会は、あくまで4つの貴族の友好を深めるためのもの…表立った対立は避けたいのは、両家とも同じと言うわけですが…お偉い様方には、色々と建前がありますものね。
ルカス・トンプシー
ルカス・トンプシー
あぁ…そこでだが……グロバナー家とサルディス家の対立を、和解させるため…私たち悪魔執事は特別な依頼を引き受けることになった。
特別な依頼……?何かしら…
今のうちに心構えしておきましょう…一緒に行くのは前提だもの…
ベリアン・クライアン
ベリアン・クライアン
特別な依頼?どんな依頼ですか?
ルカス・トンプシー
ルカス・トンプシー
ここから東のサルディス家の領地にある、とある街で…妙な噂が立っているらしいんだ。
みょ、妙な噂……?なんなのかしら…
ベリアン・クライアン
ベリアン・クライアン
妙な噂?
さっきから思うけど、私ずっとベリアンと同じ反応しかしてないわね…
ルカス・トンプシー
ルカス・トンプシー
あぁ…どうやら噂によると……その街には「死神」が出てるらしい。
(なまえ)
あなた
へ…?
え?待って、死神???
さっき死神って言った???
待って待って、この世界にそんなわけわかんない存在いるって聞いてない!!
だって、死神=意味不明=怖い=幽霊ってことじゃない!!(?)
無理無理無理、近づくのすら無理だわっ!!!
って………お、落ち着きなさい…じ、自分…
し、死神のことなんてただの噂でしょ…?
取り乱さないで…
ルカス・トンプシー
ルカス・トンプシー
街の住民の報告では、夜な夜な、黒づくめの大ガマを持った人物がうろつき…『ザクッ…ザクッ…』と、不気味な音が聞こえるとか…そのおとは、死神が人の首を切ってる音なんじゃないかと…街の住民も恐怖しているみたいなんだ。
待って、それ普通に死神じゃなくてただの変質者か不審者あたりかしら…
それなら、まずは行けるわ!!!本物の、死神だと言ってももうどんとこいよ!!
ベリアン・クライアン
ベリアン・クライアン
死神ですか……それは興味深いですね…つまり、その死神の調査が今回私たちに寄せられた依頼ということですか?
……絶対一緒に行くわ。そんな危ない場所に行かせてなるものか。行かせると言っても、私も絶対一緒に行くわ。だって、悪魔の力を解放できるし…さいあく、私の魔法でなんとかなるかもだし…
ルカス・トンプシー
ルカス・トンプシー
そういうこと。噂の街は、サルディス家の領地だから…今回、私たちが死神の謎を解決することで、サルディス家の方々の機嫌を直してもらおうというわけだね…
ベリアン・クライアン
ベリアン・クライアン
なるほど。天使狩りではなく、謎の死神の調査とは…専門外な気もしますけど、引き受けるしかありませんね。
ルカス・トンプシー
ルカス・トンプシー
こういう不気味な噂は、ワクワクするね。
全くだわ。
そんなことないじゃない、なんでわざわざあんな怖いところに行かなきゃいけないのかしら?????
ルカス・トンプシー
ルカス・トンプシー
さぁ…それじゃあ早速、みんなに伝えて出発の準備を始めよう。主様にも、お声がけ頼めるかな?
ベリアン・クライアン
ベリアン・クライアン
かしこまりました。
よし私はさっさと、自分の部屋に戻りましょう。覗いてたのバレたら普通に嫌われるわ。
そして、早く部屋にでも帰って覚悟を決めましょう。(真顔)
シュタタタタ……
パレス自室
(なまえ)
あなた
ふぅ……
死神???は?ふざけてるのかしら????
(なまえ)
あなた
怖いものは、子供の頃から苦手ですのよ…
まぁ……もう、落ち着きましょう…深呼吸…深呼吸…
(なまえ)
あなた
はぁ……ふぅ……
よし、覚悟ができたわ。
それに落ち着いた。
コンコン…
……きたわね。
ベリアン・クライアン
ベリアン・クライアン
「主様、ベリアンです」
(なまえ)
あなた
ええ、入ってもらって構わないわ。
ベリアン・クライアン
ベリアン・クライアン
失礼します。主様、お話があるのですが…
(なまえ)
あなた
ええ、知っているわ。以来のことでしょう?
ベリアン・クライアン
ベリアン・クライアン
え?なぜ、わかったのですか?
(なまえ)
あなた
さっき、偶然一階の執事室を通りかかったけど、ちょうど聞こえたのよ。
ベリアン・クライアン
ベリアン・クライアン
そうなのですね。
(なまえ)
あなた
まぁ、今回の任務には参加させてもらうわ。
ベリアン・クライアン
ベリアン・クライアン
わかりました、それではこちらへ。
(なまえ)
あなた
ええ。
そのまま私たちは、部屋を後にした。
パレスの玄関
ベリアン・クライアン
ベリアン・クライアン
主様、段差をお気をつけください。
(なまえ)
あなた
ええ、わかったわ。
毎度安定の過保護ね…
ベリアン・クライアン
ベリアン・クライアン
主様がいらっしゃいました。それでは、「死神調査」の依頼を担当する執事を決めましょう。みなさん、揃っていますか?
フルーレ・ガルシア
フルーレ・ガルシア
今日は、ラトの調子が悪くて…ミヤジ先生がラトに付き添っています。
ベリアン・クライアン
ベリアン・クライアン
なるほど、彼は例の日が近いですものね。
例の日……?
………何が近づくのかしら、この日近く…特別なことは……
……満月しか思い浮かばないわ…
何か、関係でもしているのかしら…
フルーレ・ガルシア
フルーレ・ガルシア
はい…
ベリアン・クライアン
ベリアン・クライアン
あと数名、揃っていませんが…仕方ありません、このまま進めましょう。
………アモンもいないのね…大丈夫かしら…
ベリアン・クライアン
ベリアン・クライアン
さて、今回の依頼は…「死神の噂」の謎を解明するというものです。
……いつ考えても、不気味な依頼ね…
ラムリ・ベネット
ラムリ・ベネット
へぇ〜、なになにめっちゃ怖そう〜!
そんな軽いノリのあなたが羨ましいわ。
ムー
ムー
ラムリさん、全然怖がっているように見えないです。
(なまえ)
あなた
そうね、同感だわ。
ハウレス・クリフォード
ハウレス・クリフォード
しかし、死神なんて…そんなもの聞いたことがない。本当にただの噂話では?
ルカス・トンプシー
ルカス・トンプシー
噂話がどうかは、実際に確かめてみないとわからないよ。この世界は未知なことの方が多いから。
ハウレス・クリフォード
ハウレス・クリフォード
それは…
フェネス・オズワルド
フェネス・オズワルド
ルカスさんは、なんだか楽しそうですね。
本当にあなたたちが羨ましいわ。
ルカス・トンプシー
ルカス・トンプシー
私は未知のものを探究するのが好きなんだ。というわけで…今回の依頼、私は是非参加させてもらうよ。もしも、天使が現れた時のために、主様にもご同行いただきます。ご安心ください、何があっても私たち執事たちがお守りしますから。
ムー
ムー
そ、それじゃあ僕も行きます!何かあったときは、僕が主様をお守りします!
ルカス・トンプシー
ルカス・トンプシー
よろしくね、ムーちゃん。
(なまえ)
あなた
あら、とても頼もしい猫さんですこと。
ハウレス・クリフォード
ハウレス・クリフォード
俺も行きます。
ルカス・トンプシー
ルカス・トンプシー
おぉ!ハウレスくんがきてくれるなら安心だ。これで、ムーちゃんも入れて四人か…あと、二人くらい欲しいけど…ナックくんとラムリくんは、どうだい?
ナック・シュタイン
ナック・シュタイン
申し訳ありません、ルカスさん。私は同行できません。財務関係の会議で、グロバナー家の本邸から呼び出されてまして…
ルカス・トンプシー
ルカス・トンプシー
そうか。それなら、難しいね。
(なまえ)
あなた
まぁ、仕方ないわね。ナックはナックで頑張りなさい。
ナック・シュタイン
ナック・シュタイン
はい、主様。
ラムリ・ベネット
ラムリ・ベネット
ルカス様!ルカス様!僕、行きまーすっ!!安心して、僕に背中を預けちゃってください!
ルカス・トンプシー
ルカス・トンプシー
それは頼もしいね。では、ラムリくんは私と一緒に…
ナック・シュタイン
ナック・シュタイン
残念ながら、あなたはいけませんよ、ラムリ。

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