第44話

42 ⌒ 、
838
2025/02/24 09:00 更新


まず最初に、コーヒーカップへ向かった。

並んでいる間も、会話が途切れることなく、楽しく過ごせた。


だんだんと私たちの番が迫る。
天城燐音
天城燐音
っし!俺っちが思いっきり回してやっから、ちゃ~んと掴まってろよォ?
あなた
えっ、そんなに回すの…??
天城燐音
天城燐音
当然っしょ?ほらほら、回してこそのコーヒーカップなんだからよォ…♪
あなた
まぁ、それは確かに…? 

回さないコーヒーカップなんてない、とひとりで納得して

陽気な曲に合わせてくるくると回るコーヒーカップを眺めた。



順番が回って来ると、燐音くんに 手を引かれながら

共にひとつのコーヒーカップへと向かう。

天城燐音
天城燐音
ンじゃ、あなたの下の名前ちゃんはお先にどーぞ♪

入り口に向かって手を伸ばし、

私に、コーヒーカップへ乗るよう先導する燐音くん。

私は素直にコーヒーカップへと乗り込んだ。
あなた
ふふ、ありがとう

そうやって手を引く燐音くんは、さながらエスコートをするかのようで

見た目には似合わずも、それを無意識でやってのける彼に少し目を開いては微笑んだ。


燐音くんも乗り込んだ後、 アナウンスが鳴り響く。






あなた
わ…このアナウンスが、コラボ日には燐音くん達の声に変わるんだね……
天城燐音
天城燐音
きゃは、そうだなァ

そう言っている間に、 コーヒーカップはゆっくりと回りだす。
天城燐音
天城燐音
どんな風に録音したかは、当日までのお楽しみ…ってな☆

そう言う燐音くんの表情は、なんだかとてもいたずらっ子みたいだ。
あなた
えぇっ、怪しい…一応セリフは、規定の内容からズレなければ自由なんだよね、?何を言ったの…?
天城燐音
天城燐音
怪しいって何だよ?俺っちは、至ってマジメに録って来たっしょ♪
天城燐音
天城燐音
『楽しみ〜』くらいは言ってくれても良いんじゃねェの?俺っち悲しいっしょ……
あなた
え、あ、ごめんね…?つい……

分かりやすく落ち込む素振りを見せる燐音くんに、少し慌てる。


楽しみではあったが、心配が勝ってしまい

ついその心境を口に出してしまった。

成功を期待してこその心配ではあったが、期待する気持ちが伝わっていないのでは、ただの嫌な人だ。
天城燐音
天城燐音
…っと、ンなしょんぼりした顔すんなよ…?
あなた
う、でも…
天城燐音
天城燐音
ほら、な?今は楽しもうぜ、きゃはは☆
あなた
え…? っわわ、!?

緩やかな回転から一変。


急に勢いよく回り出すコーヒーカップに目を見開いた。

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