第104話

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2026/04/30 23:06 更新
 京都から帰って家に戻れば
着々に進む引越しの荷物の山。


一軒家だから今はこんなに圧迫されて感じても
きっとあっちに行ったら少なく感じんだろうな。



『優太の物置も片付きそう?』


俺の入り切らない衣装とか荷物は別の部屋を借りてて
こいつはその部屋を物置って呼ぶ。

まぁ物置ではあるけどその呼び名に納得いってるかといえばちょっと不服。


「あっちはある程度終わってるよ。」


『ならいいね。』


「……あっ。これってそらのだよな?」


箱に詰めようとして
いっぱいアルバムを持ってきたあなた。


『うん。』

「見てもいい?」



『いいよ。』



0歳の頃から順番に並べてくれて
俺はアルバムとそこに書かれた文字を丁寧に見てた。


2歳の頃のアルバムを見てたら


「……これって。」



『ん?』



『あっ!待って。ダメ。』



「えっ、あれだよね?」


『はぁ。
……そうだよ。』




俺のタイを持って遊んでるそら。



『しばらくそらのお気に入りで遊んでた。』

「そうなの?笑」


「俺この写真欲しいかも笑」

俺はそこにいないのに
何か繋がりを持ってる気がした。


『はい、送ったよ』


「えっ、早っ。笑」


『すぐ分かるようにフォルダー分けしてるから。』


「ほんとマメだよな?笑」


『好きなことだけね。』


そーいや大飛がやたらMBTI気にしてたな。
大飛と性格ほぼ真逆だから気になるんだろうな笑


『この頃はおっきくなったなって見てたけど今になってみるとまだまだちっちゃいね。』


「んな。これって赤ちゃんのもやんの?」

『まぁ、そのつもり。』

「たまに俺の一言とかも書いていい?」

『いいね、それ笑』


「そらのにも書きてぇな」

『書く?ちょうど昨日プリントしたけど』


「えっ!?まじ?」


『うん、バナナの。』



「あれか!俺白テキ得意だから多分うめぇよ?」


『一言とかそーゆー系ね笑』

『最近優太の編集すぐ分かるよ。』


「まじ?そんな変わる?」


『うん、特に優太はね。』


あんなに俺に興味がなかったあなたが
今じゃ俺より俺を理解してくれて
体調面の不調も俺より先に気づいてくれる。


こんなにも愛してる人が隣にいてくれて
俺の事も愛してくれてるのがたまらなく嬉しい。


『あっ、蹴ってるよ。』



「まじ!?」



「あっ!蹴った!」



『ふふっ笑』


「やっと触れた!」




「って、え?なんで?笑」

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