あれは_________________________
初めて会った彼との過去_________________________
幼少期の私は訓練などが辛くて
時々抜け出す事があった
その日は個性を使っていつもより遠い所まで出かけた
降りた所はビル街で沢山の人、ビルがあった
私は僅かな貯金を使って
楽しい時間を過ごしていた
あの時間までは_________________________
一通り遊び終わった私は帰路につこうとしていた
だが
ドォォォォォォン
この爆発音がきた瞬間
楽しさなんて一瞬で消し去っていった
そこでは
原因不明のビルの倒壊がおき
沢山のビルが倒れていた
助けて!!
誰か!
ヒーロー!
私はもちろん他の人達もパニック状態に陥り
いつもの冷静な判断ができていなかった
キャー!!
ドォォォォォォン
ガッシャァァァン
あちらこちらで聞こえる倒壊音
私は無我夢中で走ってた
後ろから迫る倒れているビルに気が付かずに______
私は足を躓き転けた
後から迫る倒れてくるビル
ドンッ
私は見ず知らずの青年に背中を押されて
助かった、いや、助かってしまった___________
彼は私を押した代わりに
自分の命を差し出したのだ
地面から湧き出る赤い液体
かろうじて生きている彼
彼の笑顔はまるで陽だまりのように暖かかった
幼い頃の私はこれが嘘だと気付かずに
そそくさと走った
あの時の自分をどれほど恨んだろうか__________
あの時自分が助けを呼べば_________________________
けど、ようやく恩を返せた
next♡×50















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!