青ざめて震えた声で喋る私は傍から見ると異常だろう、扉側にいた全員が私の方へ駆け寄るなか、私は一点しか見れなかった
私が見つめていた一点、壁に空いた穴を剣持さんが覗くと理解したように顔をしかめた。ロウも陽葉さんも観ていない人たちは何のことか分からないがあの音の正体なことはこの雰囲気のなか全員が気づいた
怪物の住む館....某ホラーゲームのシナリオで使われるようなレッテルが頭で響くなか、冷静に事を飲み込んだ蓮さんが話を進めてくれた
全員でもう一度あの南京錠を確認する、いたって普通の南京錠だが通常なら番号が書いてあるところは動物のマークになっていた
マークの謎を解くために頭を皆でひねる、だが動物であると言う共通点しか浮かばず開くすべもない....そんな絶望的な中だった
ガサッ
後ろの方で何かが落ちる音がした。振り向くと1枚の紙.....内容はマンションの番号だろうか3階建てで3号室までしかない部屋、そのしたには201.302.103の表記....
書かれた内容が余計に分からなくさせる中、このなかで一番最年少の蓮さんが手を挙げた
蓮さんによるとそのゲームはヒントを元に先生達が何号室に住んでいるのか推理するゲームだそうでもし同じようなゲームなら鍵の番号がわかるかもしれないとのことだが....
落ちてきた紙を皆で囲いながらヒントの行方を探してみる、ふとテーブルクロスが気になってたくし上げた際乗ってたお皿が一気に下の方へ動いてしまった
間一髪床に落ちかけたお皿は机の上で留まり大きな音を出すことも無かった、ロウと動いてしまったお皿を安全な位置に動かしてると折り畳まれた小さな紙がお皿のしたから出てきた
皆の目の前で紙を開くと....
熊は3階に住んでいる
と一文書かれていた
こうしてテキパキと役割が決まり作業へ進むのだった
ー数分後ー
剣持さんは何処からかペンを取り出すと紙に分かりやすいように書き記していく
3階
→熊
2階
→犬(201)、牛(202)
1階
→猫(101)
蛇は■の■隣に住■で■る
剣持さんを先頭に男性陣(と言っても私と陽葉さんを抜いた全員だけど)が肖像画を動かすと1枚のメモがひらりと落ちてきた
狐は牛の右隣に住んでいる
さっきの出来事で心配してくれた陽葉さんと微笑み合う、こんなことになってしまったけど皆でまずは此処から抜け出さないと...そう意気込んだ
すべて揃ったヒントで謎を解こう













編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!