乱歩が異能力を発動させる。一同は、唯静かに見守っていた。
乱歩は、回廊の一番奥の扉を指さす。間違いない、と云いながら。
わいわいしながら、一同は奥に向かっていった。
時の回廊・一番奥の部屋
敦が扉を開けるとそこには、
ガレリアンとヴェノマニア以外の悪魔が揃っていた。
ネメシスこと汲に聞かれ、リリアンヌは昨日の事を思い出したのか、少しむっとした表情になった。
するとリリアンヌは床にごろんと寝転がり、
と、泣きじゃくってしまった。
年相応に泣きじゃくるリリアンヌを何とか泣き止ませようと、禍世とアレンが宥めるが……
リリアンヌが異能力らしきものを展開したことを皮切りに、全員が戦闘体制に入る。
鏡花が夜叉を放ち、リリアンヌを止めようとするが、
キンッ‼︎‼︎
リリアンヌの周りに展開された二枚の鏡は、全ての攻撃からリリアンヌを守っていた。
エリスが異能状態に入り、リリアンヌの鏡を割ろうとするが…
ガンッ‼︎‼︎‼︎
全員が困っていたが、そこにアレンが向かって行き、
全員が戦闘を中断してまで耳を塞がないといけないほどの、大声を出した。
リリアンヌも驚き、びくりと震える。
リリアンヌは、拗ねたように二枚の鏡をしまった。
全員、アレンだけは怒らせてはいけないと誓った。













編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!