第4話

第1章3話『依頼人』
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2026/07/17 12:00 更新
天乃絵斗(ぺいんと)
天乃絵斗(ぺいんと)
..え?
天乃呂戊太(ロボロ)
天乃呂戊太(ロボロ)
..え?
桃瀬豚平(トントン)
桃瀬豚平(トントン)
..え?
鬱島大(鬱先生)
鬱島大(鬱先生)
..え?
鳥井希(ゾム)
鳥井希(ゾム)
..え?
捏島孝行(コネシマ)
捏島孝行(コネシマ)
..え?
全員が驚愕の声を上げる。
なぜならそこにはノイズのような弱々しい後ろ姿の
『猿山らだ男』がいたのですから。
天乃呂戊太(ロボロ)
天乃呂戊太(ロボロ)
猿山先生....?
恐る恐る声をかける。
振り向いたらだ男の瞳から涙が一粒落ちていた。
らだ男は外を指差し、
猿山らだ男(らっだぁ)
猿山らだ男(らっだぁ)
お前たち..逃げろ。
とだけ言い残して、消えてしまった。
そしてらだ男がいた場所には彼が愛用している青のニット帽がか細い光を放って落ちていた。思わずそこにいた全員が青いニット帽に近づき、一番近くにいた呂成太がそれを拾う。
その瞬間、
….来てくださいましたか。
と知らない声が後ろから響いた。
六人は驚き、絵斗は銃を構えながら後ろを向いた。
そこには薔薇のように可憐で美しい、でも眼差しだけはしっかりと絵斗たちを捉えている着物を着た女がいた。
このようなことに巻き込んでしまい、
心から謝罪させていただきます。
女は深々とお辞儀をした。
捏島孝行(コネシマ)
捏島孝行(コネシマ)
..あんた誰や。
と警戒した声でそう言った。
私には名前はございません。
周りから呼ばれていた名ならございますが....
女は少し言おうか悩むそぶりを見せたが結局、
いえ、今はそんな暇はありません。
と話を逸らされてしまった。
天乃絵斗(ぺいんと)
天乃絵斗(ぺいんと)
..じゃあ目的はなんだ。俺たちを嵌めることか?
と銃を構えながら質問する。
あなたたちを嵌めようとしていることなど、微塵もございません。私はただ私を救ってくださった方を助けたいだけなのです。
女は遥か昔の景色を思い出している目をしていた。
鳥井希(ゾム)
鳥井希(ゾム)
助けたい人?
ええ、そうでございます。
私を救ってくださった方は他にもいらっしゃいますが、彼の人は私の気持ちを汲み取りながら、私なんぞに大切に接してくださいました。
女は嬉しそうに頬赤らめながら言った。
天乃絵斗(ぺいんと)
天乃絵斗(ぺいんと)
彼の人はらだ男のことか?
鳥井希(ゾム)
鳥井希(ゾム)
えーあの猿山がぁ?
希は小学校でのらだ男を思い出すと、そこにはただ意地悪で、テストの時に回答を見てきて合っているのか分からない反応をする_とにかく意地悪ならだ男先生がいた。
そして他の四人もそれに少しは肯定していた。
ただ絵斗だけは
天乃絵斗(ぺいんと)
天乃絵斗(ぺいんと)
それはいつの話だ?
らだ男は子供の頃は俺といたが、お前みたいなやつは聞いたことないが?
鬱島大(鬱先生)
鬱島大(鬱先生)
そうそう!
猿山先生がこんな綺麗な人と仲良くなっていたら、俺らに自慢してくるだろうけど、僕らが生徒の時はそんな話聞いたことないで?
その気になる回答は
そのどちらでもありません。
確かに教師はしていましたが。
だった。
六人はますますよく分からなくなっていた。
十数秒考えた後に出た次の質問が
桃瀬豚平(トントン)
桃瀬豚平(トントン)
つまりは猿山先生を助けてほしいけど、メールにも書いてあった通り恐らく人手が足らないから、僕らを呼んだってこと?
と今までの話をまとめてくれた。
ええ!その通りでございます!
相変わらず飲み込みが早いのですね。
と女は答えた。
天乃呂戊太(ロボロ)
天乃呂戊太(ロボロ)
それで僕たちはどうすればいいんだ?
そう聞くと女は
それは送らせていただいたメールにもあったように彼の人の思い出の品を集めていただきたいのです。

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