第10話

#第九話
266
2020/06/15 10:55
〜〜〜〜
ななもり
じゃあ、あとは騎士さんが案内してくれるから、付いていってね〜
あなた

わかりました

騎士А
行こうか、あなたさん
あなた

はい

私が答えると、騎士さんはにこっと微笑み歩き始めた。
感じのいい人…
そうして、私と騎士さんはしばらく、いや、だいぶ歩いた。
今どこにいるかって、まだ一階の廊下を歩いている。
目の前に大きな階段は見えるが、全く近付くことができない。
あなた

…廊下ながいですね

騎士А
僕も最初は驚いたけど、慣れるもんって先輩がね…
騎士А
とりあえずあの階段を上がったらすぐだから、頑張ろうw
あなた

私はもう疲れかけてるんですけどね…どんだけ城にお金を使うのよ

騎士А
それ、国王に聞かれたら首が飛んじゃうよ
あなた

その前に私がやっつけますよ

騎士А
あはは、あなたさん強いもんねw
騎士さんと話していると、あんなに遠く感じた階段にあっという間に着いた。
騎士さんは部屋まで送り届けてくれた。
別れ際に私は言った。
あなた

騎士さんと喋っているの、楽しかったです

騎士А
ありがとう、僕も楽しかったよ〜
あなた

また一緒におしゃべりできますか?

騎士А
うん、もちろんだよ!
あなた

…ありがとうございますっ!

私は久しぶりに本心から笑った。
騎士А
どういたしまして!じゃあまたね
騎士さんも笑い返してくれて、私は嬉しくなった。
私はドアを閉めるふりをして、隙間から騎士さんが戻っていくのを見届けた。
あなた

…ありがとうございます

聞こえるはずがないとわかっていたが、私はそっとつぶやいた。
今までにないくらい胸がドキドキしている。
…これが、恋の始まりというやつなのだろうか。
あなた

…///

あなた

何考えてんの私…///

恋のはずがない!





…多分!
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作者めぅ
作者めぅ
あ、みなさん不安になりましたかね
作者めぅ
作者めぅ
大丈夫っすよ、ちゃんと夢小説ってこと忘れてないんでっ!
作者めぅ
作者めぅ
ではではおつぷり!

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