あなたに言われたんだ。
学校に行かなくてもいい。
でもダンススクールには行ってって。
それからは、ダンススクールに毎日通うようになった。
汗水垂らして練習した後は、面会ギリギリまで病室に居座ってさ、ㅎ
そんな努力が実って俺は今ここにいる。
大切な仲間たちに囲まれてるんだ。

ほんとにここまで来るのに時間がかかったんだ。
そのせいであなたにデビューした姿を見せれなかった。
あなたは俺たちのデビューステージの前前日に、
虹の橋を渡って天使になってしまった。
デビューが決まった報告をした時は、
もう体も動かないのに泣いて喜んでくれたよな。
最大限の笑顔で、俺の目の前であなたは最期を迎えた。
産まれてきてくれてありがとう。
来世では絶対結婚しような。












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!