深夜、警察署裏口にて…
ガチャ🚪
やはりと言うべきか、
この男はそういうことに鋭い
ま、そうだから特殊刑事課なんて
イカれた役割が務まるんだろうな
相変わらず、このつぼ浦という男は真面目だ
その言葉に、つぼ浦は苦虫を噛み潰したような顔をする
それはもう嬉しかっただろう
だがそれと同時に、
真面目な彼だからこそ考えてしまった
あなたの下の名前が"力"を使った先にある"代償"に
つぼ浦の声量で短くなったタバコから灰が落ちる
きっと、大丈夫
"力"が消えても、あの子は強いから
あの子は、あなたの下の名前は、闇堕ちなんてしないはず
……………………………ほんとうに?















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!