それは、嵐のように突如として ”現れ”
俺を指さして言った
わけのわからぬ事をと
周りを
見
れ
ば
さぁ、思考を巡らすのだ
つられて俺も
こ
ろ
ん
だ
そのまま地面に伏せた名前は呼ばれなかった
彼女らが微かによろけた
ゆらりとそちらを見やった
彼女らは捕まった
それは、居るだけで汗の流れ落ちる暑い夏の日だった
目の前の面白い子は 豆鉄砲 くらった
動かぬ口の代わりに目で訴える「正気の沙汰なし」
でもそんな雑念に囚われていては、
彼を囮にして裏かけば?
ああ、仲間を手に掛けるなんて
さぁ、思考を巡らすのだ
つられて俺も転んだ
そのまま地面に伏せた
彼らが僅かに
ふ
ら
つ
い
た
ゆらりそちらを見やった
名前呼ばれて彼らは捕まった
はやくしないと連れてっちゃうよ
はやくしないと指切っちゃうよ
はやくしないと冷めきっちゃうよ
だるまさんがころんだ
さあ、思考を巡らすのだ
全速力で
駆
け
た
先の傷は痛くなかった
彼等は意識を戻した
全速力で
駆
け
た
先の傷は痛くなかった
と手を挙げ叫んだ
奴は真っ直ぐ近づいた
俺の前でぴたりと停止した













編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。