『Sternenlicht』本部、ボスとアンダーボスの執務室。
人が入るのは報告の時だけ。
つまり、二人きりの時間が多い。
ある時、すいせいからあなたに話しかけてきた
気まずい沈黙が流れた。
それもそうだ。すいせいはSub。誰にもバラして居ない一人だけの、自分だけの秘密。ここで言ったらどうなるだろうか。
すいせいは、ひとまず嘘をつくことにした。
まずかった。
あなたの根っからの支配者気質___Domの本能が、嘘をついて居ないか確認していた。
いや、ついていた。思いっきり。
だがあなたは大人しく引いてくれた。
コイツは無自覚にCommandを使った。
『いい子』___『Good Girl』に値するそれは、普通PlayでSubがDomの命令をしっかり実行できた時に言う、褒めの言葉。
だがコイツは無自覚に使った。
『Sternenlicht』のボスは、今日もSubだということを隠して生きていく。














編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!