第6話

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2021/12/21 13:57 更新
あの連絡以降リリーさんとよく会うようになった。


初めて会った時の、誘い文句から思っていた通り女の子に優しくて軽い男という印象。


深く私のことも、自分自身のことも踏み込んだ話をしてこない。適度な距離感で、そして上手な会話で色んな女の子を捕まえてるんだろう。


誰にでもやってるって分かってるけど、リリーさんから離れられない魅力があった。


リリーさんといると心地よかった。



『シラフで話すんのなんか緊張するね』


「ちゃんと顔みたの今日が初めてかも。色白で綺麗なお顔ですね」


『あなたちゃんこそ、めっちゃかわいいで』


「またまたー、」


いい具合に二人が酔い始め、いつの間にか暗黙の了解で先週のホテルに来ていた。


__307号室

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リリーさんとは遊びだって分かってても、夢中になってしまう怖さがあった。


こんな軽い男、好きになったって自分が傷つくだけ。


夢中にならないように、私も適度な線を引く。

この線を踏み込めば傷つく。
この線を踏み込めば関係も終わる。

線引きをしながら続ける関係も気持ちよかった。

いつもいつも、307号室だった。ここが私とリリーさんのいつ終わるか分からない関係が成り立つ場所。

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