いふくんside
「『殺し屋』…なんだ」
ほとけの『殺し屋』という言葉に耳を疑った。
よりによって、あのほとけが?
あの、いっつもへらへらして、楽しそうに笑っているいれいすのムードメーカーの、ほとけが?
信じられん…
何か、理由でもないときっと、いや絶対こうはならない。
いむの言葉を…待つしかないか。
いむくんside
いふくんが黙った。
幻滅…したかな?
いや、するよね。
殺し屋だなんて知って…喜ぶ人はいない。
かつての友達もそうだった。
いれいす、抜けた方がいいかな。
何も言わない。
いふくん、優しいもんね。
ポロ
頬に流れてきた温もりに、少々ビクッとした。
そっか。僕、つらいんだ。
そう思ったら、急に涙がこみあげてきた。
ポロポロポロポロ
次々と涙がこみあげてくる。
止めようと思っても、止まらない。
いふくんside
ほとけがこんなに泣いているのは、初めてみた。
相当溜めていたんだろうな。















編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。