第20話

声 hrtk
2,121
2022/01/31 14:16 更新
やな作
hrtk






















スロットメーカーから
声が出ない男と奇跡を信じる少女で「あの人の声が忘れられない」
を変えてつかわせていただきました。
hrtkで付き合っている前提です
はるてぃー
『たくぱん!』
たくぱん
ーーーーっ!
懐かしい夢を見た。それはもう、二度と繰り返される事が無いような事。
たくぱん
はぁ…
思わず溜息が漏れてしまう。
昔ははるてぃーと馬鹿みたいな日々を過ごしていたのに、ある日突然変わってしまった。
はるてぃー
 “ごめん、声でんくなった”
その日はいつも通りに俺が朝早く起きて、朝食を作って、はるてぃーを起こしに行こうとした。
たくぱん
はるてぃー!朝だよー!…って、起きてるじゃん。おはよう
返事は数秒経っても返って来なかった。静寂に包まれた部屋には機械音が響く。次に告げられたセリフに鈍器で頭を殴られたような衝撃を受けた。
はるてぃー
“大丈夫?”
たくぱん
大丈夫なわけねぇだろ…
はるてぃー
“だよねぇ”
大好きな人の声が二度と聞けなくなってしまった。本人は気づいていないようだがそれなりに精神的にきているのだ。
たくぱん
取り敢えず飯たべて病院いこ…
はるてぃー
“うん”
病院に行った結果、治る確率は0に等しく諦めた方がいいと言われた。
はるてぃー
“たくぱん…”
たくぱん
っ…これからはるさんの声聞けないの…?
はるてぃー
“ごめんね”
そう言って俺を抱きしめてくれた。その優しさが胸にしみて思わず泣いてしまう。もっと声、聞きたかった…
あれから、早五年。時が過ぎるのは早いものだ。そして今日、奇跡的に病気を無くす事ができはるさんの声が聞ける。沢山の薬を飲み続け、手術を終え、彼が病室に入ってくる。
はるてぃー
〜〜〜ッッ!たくぱ、っ!げほっ、たくぱん!
はるさんに名前を呼ばれる。長年望んでいた優しい声に思わず涙腺が緩む。もっと名前を呼んでほしい。彼にそう伝えると泣きながら名前を呼んでくれる。
はるてぃー
たくぱん!たくぱんッ!たくぱ、ん…ッ!
たくぱん
“ありがと、声が聴けてよかった”
はるてぃー
ッ!ぁ、あああ"ぁぁ"ぁ"ぁ"ッッ!
彼は更に大声で泣き出してしまう。
そんなに泣き叫んだらまた声が出なくなっちゃうよ?これからは、僕の分までお話ししてね。

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