本当に…
昔の私は何をしたんだろう。
下校途中に
昨日の梅宮さんに続いて
まさか、
棪堂哉真斗まで現れるなんて。
しかもタンクトップにシャツじゃなくて、
原作漫画特典のポストカードで着てた
黒いタートルネックに白いスーツ(?)。
何でこの人が私の事知ってるの。
名前聞いてきたって事は、
梅宮さんとは違って知り合いじゃない。
でも何故か知ってる。
逃げても良いけど、
目的を聞いてからじゃないと。
aniki…
あにき……
アニキ………
兄貴…………
いや、待て待て。
焚石って確か…
梅宮さんが好きじゃなかった?
ケンカの相手?として。
生活費の為のバイトが。
これから行くバイト先の
店長は厳しいから、
遅刻・無断欠勤すれば
雷を落とされる。
それはもう……言葉では言い表せないくらい、
凄く怖い。
脱兎の如く駆け出した。
追いかけて来たけど、
逃げ切れた。
逃げ足早くて助かった。











編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!