第5話

No.4 胡散臭い学園長
56
2026/02/20 09:46 更新
━━━ オンボロ寮 ー 廊下 ━━━
クロウリー
まさかモンスターを従わせることが出来る人がいるなんて。ふぅむ……実は入学式騒動の時から私の教育者のカンが言っているんですよねぇ。
ユウさんには調教師や猛獣使い的な素質があるのではないか、と。
しかし……ブツブツ……
ユウ
グリムも一緒にこの寮に置いてもらうことはできませんか?
星野フローライト
グリムくんはこの学校に通いたがってるんです!
クロウリー
なんですって? モンスターを?
グリム
オマエら……
星野フローライト
お、お願いします!
ユウ
またゴースト出たら怖いし...
クロウリー
………ふぅ……仕方ありませんね。
いいでしょう。
グリム
ふな゛っ!? 本当かっ!?
クロウリー
しかし。
闇の鏡に選ばれなかった……しかもモンスターの入学を許可するわけにはいきません。お2人についても、元の世界へ戻るまでただ居候をさせるわけにはいかない。
グリム
なんだぁ……ぬか喜びだゾ……
クロウリー
まあ、話は最後まで聞きなさい。
お2人の魂を呼び寄せてしまったことに関しては闇の鏡を所有する学園にも責任の一端はある。とりあえず当面の宿についてはここを無料でご提供します。
クロウリー
ですが、衣食については自分で支払っていただかねばなりません。
手ぶらの貴方が差し出せるものと言ったら……ふふ、そうだ。こうしましょう。
ユウ
一体何をさせられるんですか?
クロウリー
そんなに身構えなくても、学内整備などの雑用をこなしてもらうだけです。
クロウリー
ユウさんは見たところ掃除の腕はなかなかのようですし
ひとまず2人1組で『雑用係』はいかがです?そうすれば特別に学内に滞在することを許可してさしあげます。元の世界に帰るための情報集めや学習のために図書館の利用も許可しましょう。私、優しいので。
ただし仕事が終わってから、ですよ。
星野フローライト
え、じゃあ...ボクは?
クロウリー
フローライトさんは...
星野フローライト
あぁ、長いのでイトで良いですよ。ボクの家族もそう呼んでるので。
クロウリー
では、イトさんとお呼びしますね。
クロウリー
イトさんは、そうですねぇ...
ジッ...
星野フローライト
...?
クロウリー
.....えーっと、ではこうしましょう!
クロウリー
貴方には我々教師のサポート役をお任せします。
星野フローライト
サポート役、ですか?
クロウリー
ええ、うちは何かと人出が少なく手が回らないんですよ。書類整理とは言いませんから授業準備等を手伝っていただきたいのです。
星野フローライト
まぁ、置いて貰うわけだしそれ位なら...
グリム
ええ~!? オレ様はそんなのいやなんだゾ!オレ様もあのカッケー制服着て生徒になりたいんだゾ~!
クロウリー
不満ならば結構。また外に放り出すだけです
グリム
ふな゛っ! わ、わかった! やればいいんだろ、やれば!
ユウ
しかたない……
クロウリー
よろしい。では2人とも。
明日からナイトレイブンカレッジの雑用係とサポート役として励むように!

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