中也視点＿＿＿＿＿＿＿

俺は今日は非番で家でゆっくり休んでいた
その時に幼なじみであるあなたの名字あなたから
電話がかかってきた……
それはいいが、よりによって
青鯖（太宰）と俺とあなたのグループ電話だった

あなたからの着信だったため仕方なく出た

なんだ？と思いながらもカメラをオンにした

どういう意味だ……？

そう思っていたら
あなたのカメラがオンになった

あなたの後ろにはただ何も無い空があった

俺も太宰もあなたがいるであろう
廃ビルに向かっていた、
あそこは良くあなたがいた所だから
そこにいるはず、そう信じて走っていた

間に合えｯ!!!!!頼むｯｯ!!!!!

俺の生きる希望を失いたくないｯ!!!!!

その言葉が聞こえたすぐ後、
俺の目の前に赤い何かが広がった
…………いや、何かは分かっていた、
でも、分かりたくなかった
信じたくなかった
何回も何回も見てきた『血』が
こんなに恐ろしいものに見えるなんて
思ってもみなかった………………

どんどん冷たくなっていく幼なじみを
抱きしめ、俺は叫んだ…………
あぁ、なんでもっと話を聞いてやらなかった
なんでもっと寄り添わなかった、
なんで………………なんでｯ!!!!!

太宰もあなたの手を握って
名前を呼んで願っていた……………………

もうあなたは氷のように冷たくて
人形のように動いていなかった

あなたｯｯ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

……………………あれから2ヶ月、
俺らはまだあなたの死を
受け入れることは出来なかった

太宰は噂によると自殺の回数が増えたらしい
探偵社は変わらず活動している、
むしろ前より活発だ

ポートマフィアは少しばかり
活動が少なくなった………………

俺は仕事があまり手につかず、
貯めてた1年分の有給を使って
休み行く休み行く休み行く休み行く……を
繰り返していた…………………………

ずっとそう願って……………………

もう一度声が聞きたい

もう一度笑顔が見たい

もう一度名前を呼んで欲しい

もう一度………………もう一度……

会わせてくれ

そうつぶやき、俺は眠った＿＿＿＿＿＿＿


〇〇年□月△△日〇〇時△△分

(物音)＿＿＿＿＿＿＿

ん……………………あれ、俺は

物音がする…………誰だ、

そう思い俺はリビングに行った、
……………………そしたら

目の前に

俺が好きな暖かい目で





































俺の好きな声で

もう一度聞きたかった声































もう一度見たかった姿






























もう一度…………もう一度……会いたかった人

𝙉𝙚𝙭𝙩 ︎ ⇝