私は悟った。
今日あの人が来ること、
嫌だってほど気配が感じ取れる。
あの人の忌々しい気配、
早く私はあの人と縁を切りたい、
兄さんも、きっとそう思ってる。
昨日兄さんがこっそり私のところに来てくれた。
泣いて謝って来た。
あんなに泣くなんて、
兄さんも泣くんだね、
芸能界________。
私が唯一お金を稼げられる職業。
だから
辞めようとは思わない。
それに、
あの人さえ…
きっと、
あの人さえ…いなければ
上手くやって行けるっと思う、
そのためには…協力してもらわないと
!話しかけて貰った。
ガチガチになってたからありがたい、
ガラガラ🚪
みんながいてくれる…
私はなんも不安がなく話せる…
これで同じ土俵に立てた。
これでいいんだ。
私が望んだことなんだ。
だから…
引き返すなんて、
そんなことありえないッ!!!!!!
ガラガラ🚪
次回________。
「最後の願い。」
𝑁𝑒𝑥𝑡➯➱➩
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!