目の前にいた店員は俺の軍の幹部の一人、ゼータだった。
あの事件の時も俺のことを気にしてくれていた。
彼女は近距離が得意であり、家がお寺をやっているため呪札で炎を操ることができる。
褒めているのか、貶しているのか分からないが兎に角一人ゲットだ。
急に塩らしくなったな。
ゼータがこっそりと耳打ちしてくる。
ガンマは俺らの会話に興味津々だ。
ガンマに聞こえないようにコソッと伝える。
腰に手を置いて怒っている。
良かったのか。そんなに人の恋路を邪魔したくないのか?
ガンマがニヤニヤしながらゼータをいじっている。
流石幼馴染。俺と一緒だな。
現在時刻は五時半。店の閉まる音がやけに目立った。















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!