第7話

🐈‍⬛
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2024/07/03 13:25
???
見付けましたよ、お嬢様
そう背後から声を掛けてきたのは、黒と金が
基調のキッチリとしたスーツを身に纏うヒト。

ダンタリオン・ダリ
この人は?
あなた
グランドールなんです
グランドール
私、お嬢様のSDを務める
グランドールと申します
グランドール
以後、お見知り置きを
そう言って、綺麗なお辞儀をした。

グランドール
さ、お嬢様、帰りますよ
あなた
分かったんですの
あなた
お2人とも、またなんです👋
マルバス・マーチ
またね、あなたちゃん👋
ダンタリオン・ダリ
またね〜👋

彼女は、SDのグランドールに抱き抱えら
れたまま、職員室前を後にして行った。
グランドール
お嬢様は、何故あんな
ところに居たんです?
帰りの馬車の中、そう尋ねられた。
あなた
身体強化をかけてもらったんです
グランドール
そうだったのですね
グランドール
ですが、中等部の方へ行く
のであれば、伝えて下さい
あなた
それは、ごめんなさいですの
彼女は、ベルベット製のクッションに
顔をうずめて、SDの様子を伺っている。

その様子を見てSDは、とある異変に気付く。

グランドール
お嬢様、縫いぐるみは
どうなされました…?

何時も、彼女が持っている筈の
黒猫の縫いぐるみが無いのだ。
あなた
え、あ、
グランドール
もしかして、何処かへ
落としたんでしょうか?

でも、それが理由だったとして、違和感が残る。
なぜなら、彼女は縫いぐるみを手放さないから。

あなた
ベリー…?
彼女も、SDに言われてから気付いた様で
縫いぐるみが無いことに驚きを隠せ無い。
あなた
ベリーがいないと、ダメなんです
グランドール
落ち着いて下さい、お嬢様

彼女はSDのスーツの裾を摘んで、一言。
あなた
グラン、、見付けてほしいんです


グランドール
えぇ、お任せ下さいませ
作者
作者
SDの性別は皆さんにお任せします
作者
作者
因みに、ベリーは縫いぐるみです

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