第16話

第15話 リーダーと裏リーダー
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2026/02/27 15:42 更新


夜風のあたる縁側のようなところで、1人空を眺める。

……もしかしたら、平和な生活はもう送れないかもしれないから…これから先、魔王討伐に向かう。それは過酷な旅になるだろうし、一筋縄ではいかない。

こうして、6人揃うのも__

…いや、考えないようにしよう。

いふ
 …なに黄昏れとるん? 
ないこ
 あれ、まろ。起きてたんだ 


今は深夜2:00。みんな寝静まっていたと思ってたけど…頑張り屋で努力家なまろはまだ起きていたみたいだ。何していたのかは知らないが。

いふ
 …まぁ。んで、こんなところで何しとるん 


「 早く寝ろよ 」
なんて眉間にシワを寄せるまろに、お前もな、なんて言い返す。

ないこ
 これからのことを考えてた。 


……魔王。

俺の大事な村を危険に晒した張本人。まろが一度封印してくれたからここ最近は平和であったが、魔王が普通に存在していた時は暴れまくって色んな人が被害にあった。

俺の爺ちゃんも、魔王のせいで世界で1番大事な家族を失った。

いふ
 これから…ね。まぁ、そう簡単なことちゃうよな 
ないこ
 ……ねぇ、まろのお話聞かせてよ 
いふ
 は…? 
ないこ
 ほら、まろの昔話。魔王を封印するまでの…お話 


おとぎ話を作り上げたのにも関わらず、まろは自分のことを語ろうとしない。だから……こうして、旅に出る前に、まろの話も聞いてみたい。

いふ
 そんなええ話ちゃうけどな 
ないこ
 よくなかったら語り継がれないよ 


この国を救ったヒーローだもん。

いふ
 …じゃあ、ちょっとだけやで? 


俺の隣に来て、同じように座り込む。息を大きく吸って吐いた後、まろはゆっくりと語り始めた。



まろが産まれたのは、噂通りヴァルシオン。ほとけっちと出会った街だ。でも…その頃のヴァルシオンは、平和だったみたい。この前のような事件とは程遠い、素敵な街だった。

子供の頃のいふ
 ね、鬼ごっこしたい! 


まろは、普通の街で産まれた普通の子供だった。魔王討伐なんて考えたこともない、そこらにいる剣士の家の子みたいに小さい頃から剣を振っていたわけでもない。

ただただ、外で遊んで、美味しいものをたくさん食べて、よく寝る普通の子。

子供の頃のいふ
 ぱぱ…?まま…? 


でも、まろが8歳になった頃。お母さんとお父さんは魔物によって殺された。森に出てから帰ってこなかった。まろは後から、両親が亡くなったのを知る。そして、魔王の仕業だということも。

許せなかった、大好きな両親を殺され、

普段の楽しい日常を奪われ、

それでものほほんと一日を過ごして普通に息を吸っていることが。

……その日、まろは魔王討伐に向けて歩き出した。















過去編。更新遅くなってすみません……

でもこれ完結までの道筋あるから全然書ける。更新頻度取り戻して頑張ります。

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