第8話

第7話 迷子の子猫ちゃん
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2026/02/03 00:47 更新


事件を無事解決して、ヴァルシオンを後にする。そして…森の中に入る。ここ、ほとけっちと出会った場所だ。いい思い出…ではない。正直、悪い印象しかない。

こんな毎日子供が泣くような街の外れの森とか、いい印象なわけがない。

ほとけ
 あれ?誰かいない? 


ふと、ほとけっちが声を上げる。本当だ、誰かいる。…綺麗な青髪で…長身の男の人だ。でも、うろうろしていて目的があるわけではなさそう。

ないこ
 ぁの〜〜? 


後ろから話しかけてみると、びく、と肩を震わせて、ゆっくりこちらを振り向いた。

??
 ぁ、あ…??どうも… 
ないこ
 どうかしたんですか? 


微かに、震えているようにも見える。俺に、怯えているのか…。

……ほとけっちと同じ反応をしている。もしかしたらこの人も、ヴァルシオン出身なのかもしれない。

??
 ぇと……迷っちゃって、笑 
ないこ
 ぇ…そうなんですか…じゃあ一緒に行きますか? 
??
 !!あ、ありがとうございます 


にこ、と綺麗な顔を崩して微笑んだ。ひと目見たときから思ってたけど、本当いい顔してるな。男にも女にも好かれそうな顔だ。ここまで青髪が似合うのもこの顔だからだろう。

その男は、いふと名乗った。やっぱりヴァルシオン出身だそうだ。

「 わかっちゃいますか?笑 」

なんて、笑って言った。ほとけっちが出身一緒だと伝えると、2人は直ぐ仲良くなったみたいだった。

いふ
 わ、外だ…本当にありがとう 


長い時間迷っていたのだろうか。外の景色を見てきらきらと目を輝かせている。会ってから少ししか経っていないのに、いろんな表情を見た気がする。どれも…素敵だったけど。

ないこ
 ぁ、あの…いふさん。俺達のパーティーに入らない? 


意を決して、そうお誘いした。

いふ
 ぇ…僕、もう戦わないって決めてて… 
ほとけ
 ぉ、お願い!!お願いします… 


珍しく、ほとけっちが積極的だ。自らの意思で頭を下げて、全力でお願いしている。いつもは、俺としょーちゃんの後ろに隠れて自分の気持ちを口に出さないのに…

……俺も、ほとけっちと一緒に頭を下げる。

ないこ
 お願いします… 
いふ
 ……そんなに、言うなら 
いふ
 入ってあげるよ、パーティー。 


また、にこ、と微笑んだ。

俺とほとけっちは目を合わせて、微笑む。しょーちゃんも、どこか嬉しそうだった。

これが、後に幼児退行をする…いや、大きすぎる秘密を持つ、相棒との出会い。














青さんきたー!!

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