そう言い、私は家の中から外へ。
チクり、と胸が痛んだような気がした。
きっと気のせいだ、と思い、私は、元気に外へ出る。
星街すいせいside
本当に、大丈夫かなぁ?
何で、よりにもよって、今なの?
何で、皆と会わせて欲しい、なんてこと・・・
あたしは、反対したかったけど・・・
そう思考の沼に落ちかけていた時、お姉ちゃんに声をかけられ、現実に引き戻される。
そう言うと、お姉ちゃんは、ニッコリと笑いながら、
なんて、爆弾発言を落としてきた
変な声が出た。
そう驚いている間も、お姉ちゃんは、あたしのことを押し出して、
そう言い、扉を閉めてしまった。
まぁ、すっぴんではないのが唯一の救いだ。
それに、スマホもあるから、最悪の場合は、誰かの家に泊めて貰えばいいし・・・
そう呟き、あたしは、頬を叩き、歩き出した。
行く場所は知っている。
だって、あたしが、場所を指定したから。
そうして、十数分程歩き、"本社"に着く。
言いながら、あたしは、いろんな所に行き、第二会議室の前に着く。
箱に入っている使用者名簿には、
『獅白ぼたん様、雪花ラミィ様、常闇トワ様、、星街○○様(外)』
と書いてある。ビンゴ。
あたしは、少し聞き耳を立てる。
これは、あたしが入ろう。
刹那、第二会議室が凍り付く。
それまで、ずっと沈黙を守っていたトワちゃんが言葉を発する。
あなたの名前は、涙目で、必死で説得しようとしたことが見て取れる程には、汗をかいていた。
あたしは、そんなあなたの名前を、そっと抱き締める。
トワちゃんも、目を見開いている。
そう言い、あくたんから貰った、録音を流す。
流し終わり、三人は、
それぞれの言葉で、謝っていた。
それと、とあなたの名前は続け、
そう言い、天真爛漫な笑顔を見せる。
そうだった。あたしは、この笑顔が見たくて、守るって、決めたのだから。
皆と、少し話をして、別れ、帰ることにする。
あなたの名前siae
そう言うと、すい姉は、目を見開いて、そして、笑う。
「原因はあたしだから。」
と、少し、悲しそうな目で言った。
「そんな悲しそうな顔しないで」と、言えたら、どれだけ良かったのだろう。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!