私が10歳の時、両親は交通事故で死んでしまった。
その後近くに住んでいた親戚に引き取られた。
親戚のおじさんとおばさんは最初はとっても優しくてなんでも買ってくれた。
半年ぐらいしたかろ、おじさんとおばさんの態度がだんだん冷たくなってきて、ほとんど家にいない状態が続いていた。
両親がいなくなってから、周りの友達と関わるのも避けてきた。
そのせいか、友達もいない。
学校も正直行きたくないが、お金を出してもらっているので行かないわけにはいかない。
いつも通り学校につき、中庭に行くと、とある男子がいた。
その人は正直言ってめっちゃイケメン。
話しかけてみよ…
いつもは関わりたくないのに、何故かこの人に惹きつけられる。
ガーーーン。
ってなんでこんなこと思ってんの私!
別にいつもは気にしないのに…
これが君との出会いだった。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!