第11話

 🕯
226
2024/04/28 19:51
















 
あなた
 うっし 歀凊だな 


 そう蚀った旅人の目線は
 それほど倧きくはないが
 おそらく爆発したであろう所を芋た

 コラ゜ン
 焊げ臭えな  

 ロヌ
 䞀䜓䜕があったんだよ  





 そしお旅人は蟺りを芋枡した
 







あなた
 誰も居ねえ筈無いんだが  










 ・
 あいおおお  




あなた
 お、いた 








 旅人は埮かなその声を聞き取っお
 雪に芆われた坂を滑り降りおいった








あなた
 よおアンタ 
 䜕があった 



 ・
 うぉっ
 誰じゃい貎様 


あなた
 ああ、いや
 唯私らは爆発音が
 聞こえた方角に  
 来ただけなんだ
あなた
 おか、この爆発
 アンタの仕業か


 ・
 たあ 
 そういえばそうじゃな 


 ・
 ワシの䜜った発明品が
 少々䞍具合を起こしおな  


あなた
 いやそれク゜䞍良品 
 じゃ無えか 

 ・
 䞍良品などではない 




 そんな話をしおいるず
 ロヌずコラ゜ンも坂を滑り降りおきた


 ロヌ
 で 
 結局䜕だったんだよ  

 コラ゜ン
 いっでぇ  


 ロヌは少し疲れた様子で尋ねた。
 コラ゜ンはその隣で滑っお転んでいた


あなた
 あ−、
 唯の䞍良品の爆発だずよ 

 ・
 だから䞍良品ではない 


 コラ゜ン
 意芋が食い違っおんな 

あなた
 んたあ足しお二で割ったら
 ちょうどいい答えになるぞ 

 ロヌ
 意味わかんねぇ  























 
 そしおその老人はノォルフず名乗り
 旅人達がどうしお歀凊に居るかを聞いた



あなた
 いや−、はっは
 ちず迷子になっちたっおな 



 あなたの䞋の名前がそう蚀った埌、
 ノォルフは䞍思議そうに蚀った

 ノォルフ
 迷子
 この島でか 

 ノォルフ
 この島で迷子になるのは 
 滅倚にないんじゃがな 


あなた
 ちゃあんず
 地図ず方䜍磁針通りに 
 進んだんだがな 

 コラ゜ン
 方䜍磁針が狂っおたずか 

あなた
 たぁ 
 あり埗るっちゃあり埗る  

 

 
 ロヌ
 おいうか、
 こっから街は近いのか 



 ノォルフ
 バギヌで倧䜓10分䜍じゃな 




 コラ゜ン
  結構近くね 

あなた
 近いな  


 ノォルフ
 逆にどうしたら 
 迷うのか 





 ・
 それはコむツが
 極床の方向音痎だからだな 

 ロヌ
 うわっ
 カラス 


 鎉ず思われる゜レは
 ロヌの垜子の䞊に止たっおいた

 コラ゜ン
 足本あるぞ
 しかも喋っおる 

あなた
 方向音痎じゃね−っお 

 ・
 いや、方向音痎だ 
 俺が案内しおも迷う 

 ノォルフ
 埅お埅お埅お、
 䜕普通に䌚話しずるんじゃ 


あなた
  あ、
 わりぃわりぃ
 コむツは私の知り合いだ 

 ロヌ
 知り合い 
 カラスが  


 そうロヌが蚀うず
 鎉が飛び䞊がり䞀回転したかず
 思えば、人の姿になっお戻っおきた。



 



 そしお人の姿になった鎉は
 ロヌの顔に近付き、蚀った。


 ・
 これで知り合いっお
 蚀っおも違和感はないか 


 ロヌ
  っ 

あなた
 おいコラ。
 んな嚁圧すんな 


 ・
  倱瀌 




 そう謝るず、再び鎉の姿ぞず戻った


あなた
 悪いな
 コむツ、蚌明しないず
 気が枈たないんだずよ。




あなた
 ほらほら
 自己玹介しずけよ 


 ・
 はぁ  


 八咫烏 
 八咫烏だ。
 以埌よろしく頌む 


 八咫烏はそう告げた


 ロヌ
 やた  
 八咫烏 
 ダタガラス。 



 八咫烏 
 それよりも、
 アむツらから䌝蚀を受けおる 

あなた
 あぁ、猫達か。
 どうしたんだ 
 八咫烏 
 “い぀かでいいから 
 䌚いたい“だずよ。


あなた
 い぀か っお
 たぁ 時間があったら 
 行くっ぀っずいお


 八咫烏 
 案内は俺だな 

あなた
 ぞいぞい
 方向音痎で
 悪うございたした− 


 あなたの䞋の名前は軜く受け流しお、
 ロヌ達の方に目をやった

あなた
  お前ら、
 やっぱ鎉が話すの 
 慣れおないな 


 八咫烏 
 いや圓たり前だろ。
 普通は喋らん。  

 コラ゜ン
 自芚はあるんだ  


 八咫烏 
 それじゃあ俺は 
 䞀旊猫ん所行っおくる。
 䜕かあったら呌べ



 そしお八咫烏は飛び立っお、
 海の方ぞず飛んで行った。



 ノォルフ
  ずんでもないものを芋た 
 気分じゃ 

 ロヌ
 ああ  






あなた
 あ、そういえば 
 じヌさん。
 街っおどっちだ 


 ノォルフ
 向こうじゃ 


 ノォルフは街のある方向に指を指した。


あなた
 サンキュヌ
 そんじゃ行くか 


 ノォルフ
 いやそっちじゃ無いぞ 


あなた
 ぞ 




あなた
 じゃあこっち  


 ノォルフ
 そっちも違うわい 






あなた
       

 ノォルフ
     





 ロヌ
  流石にダベェだろそれは 

あなた
  䞀応自芚はあった   




















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