第4話

 𝟎𝟎𝟑
70
2026/03/20 06:40 更新


















































  雄英高校の校舎はやっぱり嫌いだった


  明るすぎて 、人が多くて 、

  善意が剥き出しで ____ 汚い

  廊下を歩く度に 、私は無意識に距離を取る

  壁側 、影側 、なるべく人と擦れない位置





 相 澤 消 太
 相 澤 消 太
 そんなに避けなくてもいいだろ 





  前を歩いていた相澤が ぼそっ と呟いた





 夏 墨 胡 妃
 夏 墨 胡 妃
 無理です 。 

 相 澤 消 太
 相 澤 消 太
 教師ですら ? 

 夏 墨 胡 妃
 夏 墨 胡 妃
 それは尚更です 





  相澤が一瞬言葉に詰まったように見えた


  会議室の扉が開く 、

  中には数名の雄英教師





 山 田 ひ ざ し
 山 田 ひ ざ し
 おっ 、例の ___ 





  マイクが声を上げた瞬間

  私は一歩後ろに下がった





 夏 墨 胡 妃
 夏 墨 胡 妃
 それ以上 、
 近づかないでください 

 山 田 ひ ざ し
 山 田 ひ ざ し
 …… えっ 、 俺 ? 

 夏 墨 胡 妃
 夏 墨 胡 妃
 無駄に声が大きい 、不潔 





  リカバリーガールが

  穏やかに笑いながら近づく





 リ カ バ リ ー ガ ー ル
 リ カ バ リ ー ガ ー ル
 大丈夫 、怖くない ___ 

 夏 墨 胡 妃
 夏 墨 胡 妃
 医療関係者はもっと無理です 





  グラッ ____


  幻術の応用で 、

  次元を歪ませた ( 目眩がする感じ





  相澤が額を抑えた





 相 澤 消 太
 相 澤 消 太
 …… 胡妃 

 夏 墨 胡 妃
 夏 墨 胡 妃
 今のはわざとです 
 夏 墨 胡 妃
 夏 墨 胡 妃
 反射で出た時は
 死人が出ますから 





  脅しじゃない 、事実





 夏 墨 胡 妃
 夏 墨 胡 妃
 だから 、距離をとってください 





  近づこうとしてた教師たちは 、

  微妙な顔をしながらも距離をとる


  その空気を破ったのは 、羽音だった





 ホ ー ク ス
 ホ ー ク ス
 はいはい 、その辺で 





  ホークスが軽い調子で現れる

  どっかの 悟 見たいで結構ウザイ





 ホ ー ク ス
 ホ ー ク ス
 胡妃 、知る努力はしなさい 
 ホ ー ク ス
 ホ ー ク ス
 そんな睨んでても
 仲は深まらないよ 





  私は反射的にホークスの方へ歩いた

  教師たちの視線が集まる


  私が来たのに気づいたホークスが

  両手を伸ばし 、私を抱き上げる





 教 員
 …… 触ってる ? 

 ホ ー ク ス
 ホ ー ク ス
 触ってますね 

 相 澤 消 太
 相 澤 消 太
 はぁ 、唯一です 

 教 員
 基準は … ? 

 夏 墨 胡 妃
 夏 墨 胡 妃
 感覚です 

 香 山 睡
 香 山 睡
 ホークスはいいのね 

 夏 墨 胡 妃
 夏 墨 胡 妃
 はい 、
 信頼してるので 





  ホークスは少し困ったように笑う





 ホ ー ク ス
 ホ ー ク ス
 信頼してるとか
 初めて言われた( 感動泣 

 夏 墨 胡 妃
 夏 墨 胡 妃
 ま 、まぁ
 それなりに一緒に居るし … 

 ホ ー ク ス
 ホ ー ク ス
 そう思ってくれてるなら
 俺も頑張った甲斐があるよ 

 夏 墨 胡 妃
 夏 墨 胡 妃
 基本的に 、 ホークス以外の 
 ヒーローは信用できません 





  エクトプラズムが腕を組む





 エ ク ト プ ラ ズ ム
 エ ク ト プ ラ ズ ム
 我々は 、まだ
 信用されてないと 

 夏 墨 胡 妃
 夏 墨 胡 妃
 そちらの 、努力次第です 





  相澤が 、静かに言った





 相 澤 消 太
 相 澤 消 太
 胡妃 、ここは
 ヒーローの学校だ 

 夏 墨 胡 妃
 夏 墨 胡 妃
 知ってます 

 相 澤 消 太
 相 澤 消 太
 触れ合いは避けられない 





  分かっている 、つもりだ

  でも 、ホークスがいない状況で

  自分がどのくらい持つのか分からない


  この世界に来てから 、

  私は前よりずっと弱くなってるから





 夏 墨 胡 妃
 夏 墨 胡 妃
 そこは 、頑張ります 





  相澤は 、ため息を着いた





 相 澤 消 太
 相 澤 消 太
 …… 厄介だな 





  ホークスは 、胡妃の頭にそっと手を置く





 ホ ー ク ス
 ホ ー ク ス
 無理はさせない 





  胡妃はほんの一瞬だけ微笑んで

  教員たちの方を向き直す





 夏 墨 胡 妃
 夏 墨 胡 妃
 ___ お願いします 





  その光景を見て 、

  雄英の教員たちは理解する

  この少女にとって 、

  ホークスは監視役ではない

  唯一 、触れても壊れない

  ” 安全な存在 ” なのだと










________________________




















プリ小説オーディオドラマ