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第1話

プロローグ
7
2025/10/24 13:06 更新
美羽の母
……う、………きな……い!
山本美羽
…んー
美羽の母
美羽!起きなさい!!
山本美羽
…はいはい、あと五分…
美羽の母
ダメ!!ご飯冷えちゃうよ!
山本美羽
…うるさいなあ〜
そう言って欠伸をし、ベッドから起き上がった。
美羽の母
ほら、早く下降りるよ
山本美羽
はいはい…
そして階段を駆け下りた。
山本美玖
お姉ちゃん、おはよう!
山本美羽
…おはよ
山本美羽
今日のご飯何〜?
山本美玖
ハンバーグだよ!
美羽の母
ほら、早く座って!
山本美羽
はいはい…
そう言ってパチン!と手を叩いた。
山本美羽
…頂きます!
山本美玖
おいしい?
山本美羽
うん!
美羽の母
そう!良かった。
美羽の母
また髪巻いて…
山本美羽
巻かないとダメなの!やっていけない!
美羽の母
んもー…生徒指導とかならないようにね?
山本美羽
ならないから〜
山本美羽
行ってきまーす!
美羽の母
行ってらっしゃい!気をつけて!
山本美羽
はーい!
そう言い、ドアを閉めた。
山本美羽
今何時だろ。
スマホの電源を入れると、もう7時50分だった。
山本美羽
はっ!?ヤバいヤバいヤバいヤバいヤバい!!!!
遅刻寸前。
急いで自転車に乗り、ギアを6にして漕ぎ始めた。
山本美羽
もー!!なんで赤になんのよ…
長い信号で引っかかってしまった。
車いないし、通っていいかな…
加藤渚
あ!!ミウ!!!!
山本美羽
渚!!もう遅刻だよ!?!?
加藤渚
そうなの!!だから今必死にガンダしてきて…
山本美羽
あ!青なった!!行くよ!!
加藤渚
うん!!
息ができなくなるほど自転車を漕ぎ、あと数メートルで正門に着くほどになった。
加藤渚
はぁ、はあ…
あとちょっと!!
山本美羽
いけるいけるいける!!!!!!!!
加藤渚
着いたー……
山本美羽
まだ油断したらダメ!教室つけなかったら遅刻なんだから!!
加藤渚
あそうか!!もう嫌〜。
山本美羽
早く走るよ!
加藤渚
はいはい…
幸い私たちは陸上大会に出るほど足に自信があったので、無事に教室に着くことができた。
安藤詩乃
おお!おはよ〜
危ないね!
山本美羽
それな〜。
ガチ危なかった。
田澤芽衣
足速くてよかったね!!笑笑
加藤渚
あれ、片山は?
山本美羽
え、ほんまや。いない。
担任がいないことに気づいた。
普段片山先生は几帳面で、7時30分には教室に着いている。
安藤詩乃
休みじゃね!?!?
田澤芽衣
うわ〜来たわ!!
休みしかないんちゃうこれは!
加藤渚
てか、なんか眠いんだけど。
山本美羽
えめっちゃわかる。眠いよね。
田澤芽衣
そう?
あ、言われてみれば確かに…
そこで、バタッと人が倒れる音がした。
安藤詩乃
は!?佐川倒れたんやけど!!
田澤芽衣
えうそっ、あぁ…
バタっ、バタバタっと人が倒れる音がする。
何が起こっているんだ?
あれ、こんなこと考えていたら私も……
数時間経った頃だろうか。
目が覚めた。
一体何をしていたんだろう。
…えっ、みんな倒れてる。
とりあえず渚を起こすことにした。
山本美羽
渚!!なぎさー!!!
加藤渚
…なにぃ?
山本美羽
…あ、起きた。
加藤渚
あれ、何してたんだっけ。
てかなんでみんな倒れてんの!?!?
山本美羽
いやわからない、とりあえず他の人起こして…
加藤渚
分かった。ええなんか怖いんだけど。
山本美羽
いいから早く!
加藤渚
うん…
加藤渚
…え、待って。
加藤渚
ミウ、なんで首輪付けてんの?
山本美羽
…は?
私は急いで首を確認した。
首には、よく分からない黒い首輪が付いていた。
山本美羽
は!?え!?これ何!?
山本美羽
…え、渚も付いてんじゃん…
加藤渚
は!?嘘。
加藤渚
えっ。
…てか全員つけてない?
みんなを見ると、確かに全員に首輪がついていた。
山本美羽
…早く起こすよ!!
加藤渚
う、うん!!
そうこうしているうちに、全員が目を覚まし座席に座った。
田澤芽衣
全く、なんなのこの首輪。怖いんだけど
安藤詩乃
え、キモいよね。マジでキモい。
山本美羽
それな。外せたりしないの?
安藤詩乃
えでも外すのも怖くね?
加藤渚
たしかに。外すのはやめとこ。
そこで、クラスのお調子者の高岸が声を上げた。
高岸啓太
待って。これ、外せるぞ!!!
そういう高岸の手には、赤く光る首輪が握られていた。
安藤詩乃
えっ、やめなよ。戻した方がいいって!!
その瞬間、ピ、ピ、ピピピ、ピピピピ…と高岸の首輪が音を鳴らした。
高岸啓太
おい、やばくね?1回戻すわ。
高岸啓太
待って、戻らない。なんで?
物凄く焦った表情をする高岸。
教室がざわめき出す。
その瞬間、首輪がピーーーーーーーー…と鳴り、止んだ。
高岸啓太
は?嘘だろ、おい、は…?
その瞬間、教室が赤く染まった。
近くには高岸の胴体が転がった。
頭が爆発したようだ。
安藤詩乃
キャーーーーーーーー!!!!!!!!
詩乃の悲鳴が響く。
青木美沙
…嘘、嘘!!!
委員長までパニクり、声を上げる。
山本美羽
は…???嘘。え、死んだ?
山田悠生
おい、高岸…頭がないぞ!!!!
山田悠生
ちょっと待て。先生を呼んでくる。
悠生が先生を呼んでくれるようだ。
田澤芽衣
怖い怖い怖い怖い………
加藤渚
何が起こったの!?!?
その瞬間、悠生が声を上げた。
山田悠生
…ダメだ、扉が開かない!!!!!外から鍵がかかってる!!!!!!!!!!
静まり返る教室。
加藤渚
…待って、なんで黒板に字が書いてあるの……????
黒板を見ると、赤い字でメッセージが書かれていた。
【本日より、特別授業を開始します】
【1限目:国語】
山本美羽
は…?何これ、さっきまで無かったよね?
教室がざわめき出す。
次の瞬間、ガサッ…ガサッ、そして、無機質な声が響いた。
放送
おはようございます。2年A組の皆様。これから、「特別授業」を行います。
山本美羽
は…何?
放送
ルールは簡単です。6限目までに、全員で課題をクリアしてください。
放送
失敗したものは………「退学」です。
教室の蛍光灯が、チカチカと点滅した。
その瞬間、キーンコーンカーンコーン…と、チャイムが鳴った。
放送
_1限目、国語「言葉の解体」開始。

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