あれからグレイはサイモンたちと別れ、それぞれで出口を探すことにしていたがコレといったてがかりは見つからなかった
《食堂》
僕がタナーさんと一緒に食堂への扉を開けると、そこにはすでに僕達二人以外のメンバーは集まっていた。
そう言ってタナーさんは懐から手のひらサイズ台の何かをテーブルの真ん中においた。
皆が驚いたような、恐怖を感じているような顔になる。
それもそのはず。
テーブルの真ん中に置かれたものは…
“拳銃”だったから。
少し落ち着いた空気が流れ出しかけたその時、ジェヴィンが申し訳なさそうに口を開いた。
その後、ジェヴィンのほかに何かしらの凶器になりそうなものを所持してると証言したものはいなかった。
それ以上何か発見があったわけでもなく、ちょうどお昼の時間が近づいていたので僕たちは昼ご飯を食べてから解散した。














編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。