焦凍side
『最初は、もう百合に話しかけないで?もし話しかけられたら、無視ね。もし破ったら、百合には苦しんでもらうから。そんなこと簡単なんだよ?私は話光グループのお嬢様だからね。』
、、、百合に話しかけない?
百合を無視する?
ふざけんじゃねぇ。
そんなことしたら百合が傷つくだろ。
分かってる。分かってるが、、、
そうしなければ百合が別のことで苦しめられる。
百合は俺が何をしようとも苦しめられるのか、、、!
なんでそんなこと考えられるんだよあいつは。
双子なんだろ?
せめて、、せめて百合の気持ちの拠り所を作ってやんねぇと、、
俺がひでぇ態度とっても謝ることすら出来ねぇんだから、、
仕方ねぇ、嫌だがあいつを頼るしかねぇか、、、
『翌日』
百合:(焦凍さん、、、昨日の食堂から全く声をかけてくださらなくなった、、菫、、様が何か言ったんだろうけど、、焦凍さんと話せない日があるなんて、、どうしよう、耐えられるかな、、)
響香:百合、、、一緒に帰る?
百合:はい、良いですか?
響香:ウチは全然良いの。でも、、轟は、、
百合:焦凍さんのことは大丈夫です。一緒に帰りましょう、、、!
響香:そ、そうだね!
焦凍:ズキッ、、、(百合、、、)
菫:ふふっ、、、焦凍くん!一緒に帰ろっか!
焦凍:は?なんで俺がお前と、、、
菫:ん?何?
焦凍:っ!、、、分かった。
菫:やったぁ、嬉しい!もう百合なんて好きじゃないもんね!私のことを好きになってもらえて嬉しいよ。これで仲の良い夫婦になれそうだね!『少し大きな声』
焦凍:クソッ、、(そんなこと思ってねぇのに、、、!)
百合:ズキッ、、、(焦凍さんが、、私のこと、、もう、、嫌い?)
響香:ゆ、百合!早く行こっか!
百合:え、えぇ、、、
『寮』
麗日:あっ!おかえり!!百合ちゃん、お兄さん来てるよ!
百合:え?!
椿:百合!おかえり!
百合:お兄様、、、!なんで、、、
椿:え?あ、えっと、、、(轟くんに呼ばれたとは言っちゃいけないんだよね、そこは菫のせいだから従うけど、、、)百合に会いたくなって!
百合:そうなんですか??私も、、お兄様に会いたかったです。
ガチャッ
菫:ただいま〜!!ってお兄様?!もしかして私に会いに来てくださったのですか?!私もお兄様に会いたかったんですよ〜!!
椿:菫、、、俺は百合に会いに来たんだ。
菫:っ、、、百合なんて放っておいて、私とお話ししましょうよ!
椿:ごめん、菫と話している時間はないんだ。
菫:もう〜、なんでですかっ?
椿:百合と話すために来たからね。
菫:えぇ、別に百合なんかと話さなくても良いじゃないですか、百合との会話なんて楽しくないですよ?
椿:いつも、、、なんで菫は百合のことを悪く言うんだ。、、、百合、部屋、行っても良い?
百合:あ、はい!
菫:チッ、、、(ウゼェんだよ百合、、ホント邪魔。)












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!