※前回短編では
なくなったので
今回はしっかり
短編にしました
オレの幸せはこの言葉から始まった
高校生の時、相棒に告白をされた。嬉しかった、
でもなにより照れくさかった。
だから、“よろしく”とだけ伝えた。
その時の冬弥は本当に幸せそうだった
このことを知っているのは、
それぞれの家族、
グループ全員(ここではみたこ〜達も含む)、
それから絵名がばらして暁山と桃井さん
まじであのクソ姉貴め。
…まぁ、このくらいの人達が
オレ達の関係を知って尚
受け入れてくれいる人たちだ。
クラスのやつにはバレないようにしてたのに
結局冬弥が口を滑らせて後半の方にバレた。
それでもクラスのやつらは馬鹿にもせず
嫌な顔ひとつせずに受け入れてくれた
むしろ“やっとか”、というような意見が
多いくらいだった
オレ達の関係は大学に行っても、
社会に出ても変わらなかった。
そしてある時
その日からオレの薬指には
何年もずっと指輪が輝いている
これは何年経とうといつまでも
ずっと手放さない。
二人で笑い合ってそう決めた
その次の日
外は気持ちいいほどの晴天だった
そして救急搬送された病院で告げられたのは
冬弥の入院、それから……病名。
そこからは早かった
胸の痛みを訴えていたり、
咳を苦しそうにしていたり、
発熱してしまったり、
時には血痰がでたり。
日々症状が悪化し
弱っていく冬弥をオレは
だんだん見ていられなくなった
変わってやりたい、そう思わない日はなかった。
そしてついに来て欲しくなかったが
きてしまったさいごのひ
〜X年後…
ビューっ!!!!と強い風が吹いて
思わず目を瞑ってしまったが
その勢いで手から紙がすり抜けたのがわかった
薄目を開けると近くを通りかかったのか
親切な人が拾ってくれたようだった
やがて風がやみ目を開けると
もう一度風がふくが、今度はそよ風
呆れた顔が歪んで涙が滲んだ。
が、
泣き笑いを浮かべてそう答えた
オレの幸せはこの言葉から始まった
終わるのもこの言葉だった。
そして今、またこの言葉で始まった
オレの幸せへの歯車がまた回りだしたのだ。








![# 攻略対象より悪役に惚れました . [ 冬司ver ]](https://novel-img-gcs.prepics-cdn.com/prcmnovel-tokyo-prod-converted-images/p/463Ienje96SMnaxqeg7tvIaFh9p1/cover/01K566339R5TNCGP01WCWNSK9G_resized_240x340.jpg)



編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。