なんかモヤモヤした
ジンヒョンとあなたの下の名前は付き合ってないのに
車内でも仲良く話していて
ジンヒョンを見つめるあなたの下の名前の目は優しくて、
2人だけの空気を感じてしまった
これまでほとんど呼んだことないのに
自分でもよく分からない感情のまま
あなたの下の名前の名前を呼んでいた
ちょっとはびっくりするかなって思ったのに
あなたの下の名前は全然なんとも思ってなくて
逆にびっくりさせられたのは俺だった
え…
ご飯食べにあなたの下の名前のマンションに行くの?
一昨日も食べに来るって言ってなかった?
それなのに今日もだなんて
付き合ってないって言っても
ほとんど一緒にいるじゃん
じゃあ契約書の確認、今日はいいよ
なんて絶対言いたくなくて
黙って2人のやりとりを見ていると
また今度という話に落ち着いて
なぜか…ホッとしたんだ
それなのに
牽制されたと思った
それと同時に俺のこのよく分からない感情が
少しずつ輪郭を描き始めて
あなたの下の名前のことを気になっているんだと理解し始める
加えて…
ジンヒョンも同じ気持ちなんだって。
無言のままジンヒョンを見送ると
お店の前には俺とあなたの下の名前の2人きり
お店の中へと促されながら
なんにも分かっていないあなたの下の名前が
素直にお礼の言葉を伝えてくる
今日の契約書のデータを見せながら説明しているけれど
頭の中は他のことばかり考えている
一通り説明を終え、
あなたの下の名前が納得したのを見て帰る準備をしながら…
ドキドキしながら言ってみたんだ














編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。