第22話

21
324
2026/02/28 11:22 更新


シャワーを浴びながら、少しだけ安心していた

──でも





浴室の外に、微かに声がする
笑い声

聞き慣れた、あの軽い調子




心臓が一瞬、嫌な音を立てる




タオルで髪を拭きながらドアを開けた瞬間


視界に入ったのは3人_____


窓辺に寄りかかるヒソカ

変わらず立っているイルミ

そして_____


ソファに腰掛けるクロロ

あなた
どうしてクロロがいるの?
あなた
知り合いだった?

でも修行中にヒソカの話をしたけど
知り合いだった雰囲気ではなかった



だとしたら私に嘘をついてたってこと?









沈黙が続く 








ヒソカがくすっと笑う
ヒソカ
お久しぶり♣︎

その笑顔に、胸がざわつく


クロロが本を閉じた
クロロ
話がある
低く、穏やかな声
クロロ
まず、俺とヒソカが知り合いだという関係を隠していた理由
あなた
私に嘘をついたってことでしょ?
クロロ
まぁ簡単に言うと嘘をついたことになるな
クロロ
だけどその嘘はあなたの下の名前の為なんだ
クロロが真剣な眼差しで見つめてくる
あなた
私の為?意味がわからない
クロロ
だって俺とヒソカが知り合いだったら
クロロ
あなたの下の名前は俺以外の男の話を口にするんだろ?
クロロがあなたの下の名前の手をにぎる
あなた
別にしてもいいじゃん…
クロロ
あなたの下の名前は俺のものにしたかった
クロロ
あなたの下の名前が他の男の話を口にするなんて考えただけで吐き気がしたよ
あなた
ご、ごめんなさい
クロロ
いやあなたの下の名前は悪くないよ
クロロ
悪いのは環境だよ




あなた
どういうこと
クロロ
男と関われる環境が悪いんだだからここに連れてきたんだ
クロロ
俺はあなたの下の名前を救ったんだ
返事に困っていると


ヒソカがゆっくり近づく

ヒソカ
ん〜その顔いいね❤︎
あなた
ヒソカ、私をここに連れてきた理由って?
ヒソカ
まぁ、クロロと一緒かな♣︎


ヒソカ
ところで僕が会わなかった期間何してたと思う?





その言葉で理解する



お父さんの動かない口座の理由




不自然な静けさ
ヒソカは楽しそうに続ける


ヒソカ
君の縛っていたのを取り除いただけだよ♠︎

息が止まる

あなた
頼んでない……
そう言った声は震えていた

イルミ
でも、助かったでしょ?

静かな声

イルミ
あなたの下の名前は毎月怯えてた
お金を振り込めなかったらどうしようって
否定できない   



それは事実





クロロが立ち上がる


クロロ
君は自由になった

その言葉は優しいのに冷たい

クロロ
でも自由には代償がある

部屋のドアは閉まっている

カードキーはテーブルの上

窓は開かない

外は夜





逃げ道がない


物理的というより
精神的に
クロロが最後に告げる
クロロ
選ぶのは君だあなたの下の名前
クロロ
ここを出るか、ここに残るか
でも、出れば一人


残れば三人と居られる

震えていた手が止まる


ゆっくりあなたの下の名前はカードキーをテーブルに置く


















あなた
……ここにいる





その瞬間

ヒソカの目が細くなり


イルミの視線がわずかに柔らぎ


クロロは静かに微笑む


自由を手放した代わりに



彼らを選んだ
主
ここで切ります!予想以上に難しかったので下手になってますがこれからもよろしくお願いします
主
ここからは原作とはかけ離れるかもしれません

プリ小説オーディオドラマ