第256話

244話
359
2026/03/01 06:37 更新
累さんに寮舎まで送ってもらった後、
早々に寝支度を終えた私は、
疲れた体をベッドに投げ出した。
〇〇
💭一応今日のライカくんの初アルバイト
成功かな…?
〇〇
💭ニコラ先生たちには、ガーラを復活
したい理由を説明したけど…
〇〇
💭それだけじゃなくて人間と共存しよう
と頑張るライカくんを応援したいのもある
〇〇
💭ただ…
シノストラ寮生
人外専用…ってことは、
新しいグールはバケモノってことっすか?
シノストラ寮生
だろうな。そのうちどんな奴かって情報と
一緒に、注意喚起のお触れが出回るだろ
シノストラ寮生
お前もあんま、関わるんじゃねぇぞ?
何かあっちゃ、フィーコに殺されるからな
シノストラ寮生
うす…得体の知らねぇバケモノには、
ぜってぇ関わりたくねぇっす…
フロストハイム寮生
ほら、あの方ですわよ!フロストハイムの
寮生に、突然噛みつこうとしたっていう…
フロストハイム寮生
ああ、恐ろしい…!やはり人狼など、
簡単に受け入れるべきじゃなかったの
では?
フロストハイム寮生
ええ。それに、人狼は満月の夜になると、
おぞましい姿となって人間を襲うん
だとか…
フロストハイム寮生
なんと危険な!即刻、父上に相談して
学園に抗議をお願いしなければなりま
せんね
ライカ
おい!さっきはあんがとな
ホタルビ寮生
………
ライカ
…っ
これまでに見てきた一般寮生たちの
ライカくんへの態度を思い出し、
やるせない思いが胸に込み上げる。
〇〇
💭ライカくんを怖がる彼らの気持ちも
わからないわけじゃない
〇〇
💭私だって、この指輪の能力がなければ
〇〇
💭危険なグールたちと関わらないって
いう選択肢も多分あった…
右手の薬指に光る指輪を眺めながら、
もぞもぞと寝返りを打つ。
〇〇
💭そもそもあの日、もし私がこの指輪
に選ばれなければ
〇〇
💭そのまま学園に囚われてライカくんと
同じように檻に閉じ込められてたのかな
〇〇
……
〇〇
💭…寝れない
〇〇
💭散歩しよっかな
ベッドから体を起こした私は、
部屋の電気を明るくし、
パジャマの上からカーディガンを羽織った。
ーーーーーー
〇〇
💭寒いな…
寮舎を出ると、煮詰まった頭をなだめる
ように、夜風が私の髪を撫でる。
胸につかえた不安を誤魔化したくて、
私はゆっくりと息を吐きながら、
星のない東京の夜空を見上げた。
〇〇
💭…あれ?
〇〇
💭森の方、空が光ってるような…
初めて見る奇妙な現象に誘われ、
私は、光の方角へと歩き出す。
〇〇
💭丘…?寮舎の近くにこんな場所
あったんだ
目の前に現れた丘の上には、淡い輝きを
纏った、巨大な樹木がそびえ立っていた。
〇〇
💭ここから光が…
〇〇
💭でもなんか…枯れてる?
ゆっくりと丘を登っていると、
巨木の下に、人影が揺れるのが見える。
〇〇
💭誰かいる?
すると次の瞬間、人影がこちらに向かって
猛スピードで近づいてきた。
〇〇
え、え、わっ…
ドン
全身に、どん、と衝撃が走った直後、
甘い花の香りが、ふわりと鼻をかすった。
叶空
〇〇ちゃん、捕まえた!
〇〇
と、叶空くん

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