第19話

18話
252
2024/06/29 22:48








腕を引かれて廊下を歩く






(なまえ)
あなた
あ、あの副隊長、
(なまえ)
あなた
さっきのは誤解で、私が昨日から煽ってばっかりだったからちょっとやり返されただけd
保科
保科
ちょっと静かにしぃ。




(なまえ)
あなた
(ビクッ)




いつもの優しい話し方の欠片も見えない言い方に





少し恐怖を覚える












手が離されたと思ったら訓練室の前だった



保科
保科
剣、取ってき。



(なまえ)
あなた
ぁ、はい、







剣がちゃんとケースの中にあるのを確認して後ろに背負う





保科
保科
行くで。




また手を引かれる








基地を出てからも手を引かれて歩いた







しばらくの沈黙を破ったのは副隊長。



保科
保科
僕がどんだけ心配したことか


(なまえ)
あなた
ぇ、



保科
保科
朝一緒に行こかなぁ思っとったのに9時半になっても部屋に戻ってこんから
保科
保科
亜白隊長のところに聞きに行ったらとっくに行った〜言われて
保科
保科
でもお昼前には帰ってきてこっちで一緒に飯食えるやろって思って待ってたら今度は帰ってこんし。



あ、一緒に食べる気だったんだ、。




なんて的はずれなことを考える


保科
保科
1時過ぎの時痺れ切らしてこっちまで来たんはええけど訓練室にはおらん。長谷川さんも知らん言うし。
保科
保科
聞いて回ったら小隊長の“東雲”いう子がさっき2人で隊長屋入ったって言うから急いで行ってみれば押し倒されとる。




保科
保科
ぼくが、どんな気持ちで探し回ったかッ!






立ち止まってこちらを振り返った副隊長の目は潤んでいた






どんなに強い怪獣と戦っても、どんなに酷い怪我をしても



1度も泣かなかった副隊長が私を心配して




泣いて、怒っている




(なまえ)
あなた
すいませんでした、。



(なまえ)
あなた
練習いっぱいして、暑くて、そしたら部屋クーラー効いてるからってあげてもらって、。

(なまえ)
あなた
そもそも私が昨日のゲームの時から今日の練習中も隙さえあれば鳴海隊長をめちゃくちゃ煽ってたんです()



保科
保科
うん。まあ、それは知っとる()
バナナの皮並べとったしな🍌



しってるんかーい




(なまえ)
あなた
そしたらその仕返しで部屋で押し倒されて、でも副隊長が来た時にはもうネタバラシされた後だったんです、。



保科
保科
、、、、あんな、
保科
保科
正直言うと、気づいとった。
(なまえ)
あなた
ふぁ?




ここまでドキドキしながら話したのに、、、






てかなんで副隊長は知ってるの??





怒ってたのに??





保科
保科
ぼくが部屋に入って声掛けた後、隊長振り向いたやろ?




(なまえ)
あなた
?はい、。




角度的に顔は見えなかったけど振り向いていたのは確かだ。




保科
保科
あん時な、隊長すっごい顔で僕のこと
煽っててん()





(なまえ)
あなた
、、、、、はい????







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