あなた「2人とも、いい加減にして!!!」
エース&デュース「………!!」
グリム「うわっ、あなた、いきなりデケェ声出してどうしたんだゾ。」
さっきから本っ当に……
あなた「ぎゃーぎゃーぎゃーぎゃーうるっさい!動物園じゃないんだから。……そんなだから2人とも歯が立たないんだよ。ちゃんと作戦を立てれば上手くいくかもしれないでしょ。」
エース「作戦?それってみんなで仲良く協力しろってこと?なにそれ寒っ。よくそんなだっせぇこと真顔で言えんね。」
デュース「同感だ。こいつと協力なんかできるわけがない。」
あなた「………入学初日で退学の方が、もっとだっせぇと思うけどなぁ……」
エース「うっ……」
何も言えなくなったのか、図星なのか知らないが2人は黙り込んでしまった。
強いんだが、弱いんだか………。
あなた「1つ提案があるんだけど」
エース「…………わぁったよ。やればいいんでしょ、やれば!________で、どんな提案?」
あなた「ふふっ、そうこなくっちゃ。」
・
グリム「あなた〜、ほんとにその作戦上手く行くのかよォ……こわ…………いや、不安なんだゾ、」
あなた「大魔法士の卵が何言ってんのよ。大丈夫、きっとなんとかなるよ!」
グリムは"大魔法士の卵"に反応したのか、不安がどっかいってる。確実に。
言って正解……かな?
デュース「おし。行こう、あなた!」
グリム「______________やい、化け物。こっちなんだゾ!!」
グリムが洞窟にむかって喋るなり、少しずつあの声が大きくなってくる。
化け物「グルルルルルル……ガエレェェェエエエエ!!」
グリム「……!来た!あなた〜!」
あなた「よしっ!ここまでおいで〜!」
洞窟から少し離れたところから化け物を呼び込む。
グリムが頭の上に乗ってきて邪魔な気もするが、いざという時には火を吹いてもらえばいい。
化け物は私を見つけるなり、「コッチニモ……ドロボウ……ワダサヌ、オデノ………オデノ………!!」なんて泥棒扱いしてくる。
まあその通りですが……
怪物「デデイケ……デデイケ………」
ブゴォォン
怪物は地面に向かって、力強いパンチをした。
地面は今にもひび割れしそうだ。
グリム「ぴゃっ!あんなパンチ当たったらひとたまりもねんだゾ!」
あなた「ギええ!こわいい……!」
怖い、けど。
みんなの為に私も頑張らなくちゃ!
グリム「だいぶ洞窟から離したんだゾ!」
あなた「今だっ!たたみかけろ〜!」
エース「オッケー、お任せ!いくぜ、特大突風!」
グリム「アーンド、グリム様ファイヤースペシャル!ふな"〜〜〜〜!!」
エースの風魔法と、グリムの炎の魔法で、怪物は足を止めた。
効いたんじゃない、?!
怪物「グアアアアアア!?!」
エース「どーよ。グリムのしょぼい炎も、オレが風で煽ってやればバーナー並の火力だぜ!」
グリム「ショボくねー!ほんっとにお前、一言多くてムカつくんだゾ!」
あなた「ちょっとそこ黙る。デュース、今がチャンス!」
2人の魔法で怯んだならいける!
倒せる………!
デュース「落ち着け……よく狙うんだ……俺が知る中で1番大きく……重いもの……………いでよ、大釜!」
ドオォォォォン
怪物「グァァァァアアア!?」
怪物の上に大きな、重たそうな大釜が上手く乗った。
グリム「やった!あなたやったんだゾ!」
あなた「やったあ!怪物が足止めをくらってるうちに魔法石取りに行こ!」
・
デュース「………あった!魔法石だ!」
先程通った道を進むと、確かにそこに魔法石があった。
怪物「ザワルナアアアアア"!!!」
エース「ヤバっ!アイツもう重しを押しのけそうじゃん!」
グリム「デュース!もっと重たいものをのせんだゾ!」
洞窟の中に入ったであろう怪物の姿が徐々に見えてくる。
デュース「えーとえーと、いでよ、大釜!あとは、えーっと。大釜!!それからっ、大釜っ!」
大釜しかないのか。
重たそうだしいいけども。
エース「大釜以外のレパートリーないわけ?!」
デュース「うるせぇ!俺だってテンパってんだ!」
あなた「魔法石は取ったよ!早く行こ!」
あとは、逃げるだけ。
私の足頑張れええぇぇえ!
𝑻𝒐 𝑩𝒆 𝑪𝒐𝒏𝒕𝒊𝒏𝒖𝒆𝒅...












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。