やがて日は経ち
ヒーロー仮免許取得試験当日!!
ヒーローコスチュームに着替え会場へ
この会場に1500人全員が詰め込まれている
暑苦しい他ない
目良さんは今にも寝落ちしそうなカスッカスの声で説明を続けた
ざっくりと説明すると勝ち抜けの条件は受験者全員に3つ取り付けられているターゲットというものにボールを当てるだけ。
逆に取り付けているターゲット全てに当てられれば脱落となる
次の瞬間、会場の天井、壁が、言葉の通り展開された
雄英といい、公安といい……どこから金が出てんだよまったく
さーて、何も考えずに飛び出しちゃったけどどうしよっかなー、
とりあえず見かけたヤツからぶっ倒していくか
『 雷 』の使用も短時間なら不可なく使えるようになってきたな。成長の証!
そんな呑気なことを考えていると突然、遠くで、巨大な竜巻のようなものが上がっていた。よく見えなかったが、竜巻にはボールが巻き上がっている
目線を向けると、そこには10数人程度が俺の周りを囲んでいる。
仰る通りである。
飛んで上空に逃げるのもいいけど、どうせならここで何人か倒してから行こう
ミッドナイト先生に考えてもらった技名…
俺だってただただここをほっつき歩いていた訳じゃない。
〈自分を活かせる地形〉
ここは、俺のこの個性が1番活かせる場所
周りはほとんど平地、ところどころ高い建物があるだけ
そんな平地で隠れるなら、全員ほとんど同じ場所に固まる
この竜巻に吸い寄せられたボールをそこに落とす
ピピッ【通過者は控え室へ移動して下さい】
おい急に驚かせてくんなよ(
うわ待合室人多
暑苦しい
ちょ、だから急に驚かせてくんなってば
気抜けてる時に後ろから現れるのはホラーだろ
もう最近轟くんが怖いよ
あれ?なんか今轟くんもんの凄く睨まれてなかった?
そう言うと轟くんはあからさまにしょぼんとした
本当に何したんだよ
俺はしばらく轟くんの天然に頭を悩ませた
〈お互いに思っていること〉
( 轟→竜舞 )
相手のことをもっと知りたい
( 竜舞→轟 )
一周まわって怖い













編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。