流石に感染者じゃない人間と戦う気はない。
相手は話を聞いてくれるかわからないけど、私は表にでた。
まず自分が敵ではないことを証明する。
彼が我々国の人間だってことは知っている。
胸の紋章が語ってるんだ。
そんな情報幹部にしか回らないはず、この人は幹部なのか
私の近くに来て泣きそうな顔でいった。
決して私は「男だから泣くな」とか「軍の人間がそんな簡単に泣くな」とかは言えない。
私だって辛かったからその気持がわかるから。
誰かに噛まれたとかじゃなくて食事で変になるって聞くのは初めてな気がする。
食事に感染症の細胞とかが入ってたりするのか。
そしたら、グルッペンとかが気づくはずなのに。
爆音という言葉久しぶりに聞いた気がする。
爆音は鼓膜を破裂させることが出来る。
爆音を三回連続発動すればの話だけれども。
ショッピくんが逃げれた理由はただ一つ。
爆音は空気を揺らして特定の人物を移動させることもできるから。
コネシマは自我がある内にショッピくんを逃がしたんだ
そう思うと、コネシマの笑顔が浮かんでくる
私達は一緒に見て笑った。
仲間に会えたことが嬉しいのは私達。
私は突っ立っているけれど
周りは戦闘隊形になっていた。
きりやんさんは全力で否定していた。
私はどういう状況か気づいてない。
そんなの知らなかった。
敵対関係とかなんて総統から教えもされてなかった
自分自身に腹が立ってきた。
まずはショッピくんの誤解を解くことだ。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。