⚠️ガチの胸糞注意⚠️
・いじめにトラウマがある人回れ右
・暴言,暴力...あり
rbr
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教室へと繋がる階段を登っていると
一つの小さい影が前から飛び出て、
音を立ててその影とぶつかる。
その影の主,ロボロ。
わざとらしく音を立てて舌打ちをすると
小さい体を ビクッ と震わせる。
スッ と目の前に出されたのは
"これで許してください"というような
俺の好物のメロンパン。
食いつくと思わなかったのか
目をぐるぐるさせて驚く。
と,パンを渡し走って消えていく。
昼頃にはほとんど無くなるレアなパン。
今日昼飯抜きだったのもありこれはすごく助かる。
そそくさと自席に戻るMOB。
...にしてもすげぇ美味い。
授業が始まり途中で食べようと机の上に置き
教科書とノートを開くとスマホのバイブ音。
男の癖に身長が低い理由で虐められる
「小人」こと"ロボロ"
そいつは俺の前の席に座っている。
パンのお礼にと思い紙に
「パン美味かった,あざす」と書いていると
前の席に紙くずが飛んで来る。
それに気づき周りがクスクスと大人しめに笑う。
先生は気づいているのか知らないが基本無視。
前を見ると教師にバレないようにと
紙を拾い広げ,中を見る。
紙の中には"チビ" , "ホビット"...
などの言葉が書いてあり肩を震わせている。
それに流れるように紙を投げると
机の上に力なく転がるり床に落ちそうになると
と,大きな音を立て床に落ちそうになった紙を
叩いて止める。
同じように紙を広げるとまた バッ!!
と立ち上がる。
スマホをポケットに入れているのを見ると
サボりかと思い
退屈な授業をラジオ代わりにまぶたを閉じる。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!