第5話

レッスン後
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2022/01/31 03:38 更新
~小瀧side~

学校終わりにスマホを開いたら、グループLINEにレッスン場にすぐに来いと連絡が入っていた。

今日は公園に行こうと決めていたが、急遽レッスン場に向かう。

着いたらそこには、関西ジャニーズJrのみんなといつもの振付師さん、それにジャニーさんがいた。

そのせいか、みんな気合が入っていて現場も少しピリついていた。

急いで荷物を置き、レッスンに参加する。

遅れた分は神ちゃんに教えて貰いながら何とか踊りを覚えた。

それでもみんなと合わせると、振付師さんに何度も怒られてしまう。

なんで出来ないんだ。

来年から高3になる俺は、高校卒業までにデビュー出来なかったらジャニーズを辞めるつもりでいた。

それがさらにプレッシャーとなり毎日自分に襲いかかってくる。

レッスンがやっと終わり、すぐに家に帰ろう思った。

体が限界だ。

でも、ふと昨日のことを思い出した。

○○今日もあの公園に来てるかもしれない。

そう思って急いで公園に向かうと、静かな公園のベンチに1人の女の子がもたれかかっているのがうっすらと見えた。

待たせてしまったかもしれない、と思って慌てて近くの自動販売機でジュースを買う。

女の子が好きなジュースが分からなかったから、僕の好きないちごミルクを2つ買った。
小瀧望
小瀧望
おい
声をかけてみたら、○○が振り返った。

とりあえず照れ隠しでジュースを投げたら、相手は慌ててキャッチ。

そんな姿が可愛くて仕方なかった。
小瀧望
小瀧望
お前、結構待ってたんか?
申し訳ないと思いながらも聞いてみる。
○○
○○
30分前くらいから来てました
小瀧望
小瀧望
そうなのか
本当はもっと待ったのかもしれない、と思ったけどそんなこと聞けるはずもなく、数秒間沈黙が続いた。
小瀧望
小瀧望
お前、来月の舞台来てくれるんか?
沈黙が苦手な俺は慌てて質問する。

○○には絶対に舞台に来て欲しい、俺の姿見て欲しい、なんて思っていた。
○○
○○
はい、一応行く予定です。もし嫌でしたら全然言ってください。
そう返ってきた。

嫌なはずがない、すごく嬉しかった。

それが聞けて満足した。
小瀧望
小瀧望
絶対来てな
自分が凄く安心しているのを感じる。
小瀧望
小瀧望
俺明日から仕事忙しくなるから、学校も公園もあまり来れへんと思うねん、ごめんな
○○が舞台に来てくれると分かったから、その分しっかり稽古にも専念しなければいけない。

だから○○にははっきり伝えた。

今の俺には○○に最高な作品を見せる。このことしか頭にない。
○○
○○
全然大丈夫です。頑張ってください!
○○に応援されるとやっぱり嬉しい。

だんだん辺りも薄暗くなってきた。
小瀧望
小瀧望
じゃ、そろそろ帰るか!
○○が心配だから、今日はもう帰ることにした。

交差点で別れる時、○○の顔が少し寂しそうだった気もする。

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