ヒロさんが勢いよく扉を開けた。
扉の上に“かげうら”と書いてある。
お好み焼き屋さんらしい。
さすが、人気者。
みんなの注目を一気に集める。
髪の毛をわしゃわしゃってしながら、想楽くんは一礼した。
わっくんも軽く一礼する。
私も2人のようにお辞儀をしようとした途端...
指を刺されながらいわれた。
えっ、なんでだろう。
私はこの前B級に上がったばっかりなのに。
ひえぇえ、そんなに私を持ち上げないで。
ヒロさんみたいに上手じゃないから。
小声で言いすぎたかも。
みんなに聞こえたかな...
わっくんがカバーに入ってくれる
助かった。
本当に緊張する癖直さなきゃいけない。
すると、後ろの方から私より若干身長の高い男の子が出てきた
“ユズル”は頷く
誘ってくれたのは嬉しいけど、話せなかったらどうしよう。
私は助けを求めるため、右にいたわっくんを見た。
わっくんもそれに気づく。
私と目線を合わせて、優しく言ってくれた。
私は“ユズル”に向き直った。
私は手を引かれ奥の方の席に連れられた。












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!